2025年7月10日、クアラルンプール郊外のスバン空軍基地に到着したマルコ・ルビオ米国務長官。長官はASEAN外相会議に出席するためクアラルンプールに到着した (Mandel NGAN / POOL / AFP)

米国務長官がASEAN会議に出席 日本とロシアの外相と会談も

マルコ・ルビオ米国務長官は代表団を率いて、7月8~12日の日程でマレーシア・クアラルンプールを訪問し、一連のハイレベル会議に出席している。これは彼が就任して以来初めてのアジア訪問であり、ワシントンがインド太平洋地域に再び焦点を当て、同盟国に安定のシグナルを発していることを強調している。

米国務省の声明によると、ルビオ長官は数日にわたる日程で「東南アジア諸国連合(ASEAN)・アメリカ閣僚級会合」「東アジアサミット外相会議」「ASEAN地域フォーラム外相会議」など、複数の多国間外交会議に出席し、マレーシアの政府高官とも二国間会談を行う予定。米国務省のアリソン・M・フッカー米国務次官(政治担当)も同行する。

10日(木)には、ルビオ長官が東南アジア諸国の外相と会談し、アメリカとASEANの包括的戦略的パートナーシップを強化する。また、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相とも会談し、両国の協力を深め、複雑化する地域の安全保障や経済問題への対応を図る。

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