長期金利が一時1.595%に上昇 2008年10月以来の高水準 財政拡張への警戒感広がる
日本の長期金利が15日、10年物国債利回りで一時1.595%まで上昇した。これはリーマン・ショック直後の2008年10月以来、約17年ぶりの高水準である。この背景には、今週末に予定されている参議院選挙を前に、財政拡張策への期待と警戒感が市場で強まっていることがある。
市場関係者によれば、与野党ともに物価高対策として現金給付や消費税減税などの政策を公約に掲げており、選挙後に追加の財政出動が行われるとの見方が広がっている。こうした動きが、日本の財政健全性に対する懸念を呼び、国債を保有する投資家の間で売りが優勢となった結果、長期金利が急上昇したとみられる。
また、日本銀行が国債の購入を徐々に減らしていることも、金利上昇の一因となっている。日銀は2025年初めに政策金利を引き上げた後、追加利上げの可能性について慎重な姿勢を示しているが、市場では今後の金融政策運営に対する不透明感も相まって、金利の上昇圧力が強まっている。
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
日銀内で意見対立!? 4月の金融政策決定会合では、3委員が利上げを求め反対票を投じる展開に。中東情勢による原油高は、私たちの生活をどう直撃するのか? 物価上振れリスクと迫る「追加利上げ」の行方を伝える