米国への5月の海外資本流入が3111億ドル 欧中で対照的な米国債保有動向【2025年最新データ】
米国には過去8か月で最大規模となる3111億ドルの海外資本が流入した。一方、中国は米国債保有額を7563億ドルに減らし、16年ぶりの低水準になった。対照的に、カナダや西側主要国は米国債の保有を拡大しており、アメリカの資産市場や流動性の高さが再評価されている。
米国財務省が2025年7月17日に発表したデータによれば、同年5月、アメリカには海外資本が大規模に回帰し、単月の純資本流入額は3111億ドルに達した。これは過去8か月間で最大の流入である。海外投資家は米国債の買い戻しに加えて、アメリカ株式への投資も積極的に行い、政策と市場の不確実性が続く中で、アメリカ資産を「かけがえのない存在」と評価している姿勢が明らかになった。
米国債を主要に保有する国々の中で、中国は明確に異なる動きを見せた。5月に中国は米国債の保有額を7563億ドルまで減らし、2009年以来の最低水準を記録した。西側諸国が一斉に保有を拡大する中で、中国の動きは対照的である。
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