中国EV グローバル市場に殺到 北京は自動車を輸出戦略の柱に
ニュース分析
中国の自動車メーカーは、世界各地に新エネルギー車(NEV)を大量に輸出している。ただし、アメリカは例外で、中国政府による補助金でEVメーカーが競争優位に立つ現状を是正するため、厳しい対抗政策を実施している。この輸出拡大は、自動車を輸出産業の中心に据えようとする北京の広範な戦略の一環である。
中国で使われる「新エネルギー車(NEV)」という語は、バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)を含む。
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
中共が誇示してきた「一帯一路」は行き詰まりを見せており、世界の少なくとも14か国で労働者への賃金未払いが発生していると指摘されている。
キヤノンは、中国・広東省中山市にあるプリンター工場を事実上閉鎖した。日中関係が急速に冷え込む中、同工場の生産停止は中国からの生産移転と戦略的撤退の象徴として受け止められている
中国経済の悪化が続く中、多くの若者が失業や低賃金に苦しみ、親の援助に頼って生活している
かつては国際資本の非常に人気のある投資先であった中国市場は、現在では高リスクの環境とみなされている。