2025年10月1日、フランス西部沖合で「Boracay」と名付けられたタンカーが拿捕された。この船はロシアの「影の船団」に属しているとされ、先月デンマークで発生した無人機侵入事件に関与した疑いが持たれている。拿捕後、この船はすでに数日間フランス沖に留め置かれている。(DAMIEN MEYER / AFP via Getty Images)

フランス ロシア「影のタンカー」を拿捕 中国人船長を起訴へ 対ロ制裁強化

フランスは、ロシアの「影の船団」に属すると非難されるタンカーを拿捕した。この船はロシア産原油を積載し、インドへ向かっていた。マクロン大統領は今回の措置について「ヨーロッパによる対ロシア圧力戦略における重要な転換を示す」と強調した。

フランス側によれば、乗船の際には船員から「不適切で極めて攻撃的な行為」が確認され、同船の中国人船長は来年初頭にフランスで裁判にかけられる見込みである。

マクロン大統領は、今回の行動がロシアの戦争資金を断つためのヨーロッパの新たな戦略の一環であり、フランスは「妨害政策」へ転換していると説明した。自国の水域内で「この種の疑わしい船舶」を発見した場合、適切な措置を講じる考えであると述べた。

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