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初心者必見! 専門家が選ぶ「飼いやすい犬種」7選

犬の品種は数百種類もあり、初めて犬を飼う方にとって、自分に合った好みの犬種を選ぶのは簡単ではありません。ですが、専門家が初めて犬を飼う方におすすめの犬種を7つ紹介しており、参考になるかもしれません。

イギリス《デイリー・エクスプレス》紙の報道によると、同国の「ウッドグリーン・ペット・チャリティ(Woodgreen Pets Charity)」の犬の行動とトレーニングアドバイザーであるシアラ・ポレン(Ciara Pollen)氏は、犬を選ぶ際には、サイズ、抜け毛の程度、性格、運動量など、さまざまな要素を考慮する必要があると述べています。

ポレン氏は次のように話しています。

「最初の犬を選ぶことは本来ワクワクするべきことです。イギリス・ケネルクラブ(UK Kennel Club)に登録されている犬種が224種もある上、さまざまな人気のミックス犬も含めると、圧倒されてしまうかもしれません」

「重要なのは、寛容でフレンドリーな性格の犬種(またはタイプ)を選ぶことです。飼い方に慣れていないうちに振り回されてしまうのは避けたいものです。最初の犬は、生活をより楽しく、より快適にしてくれる存在であるべきです。今後10〜15年にわたる時間や住環境、エネルギー、家庭状況などを考慮することで、選択肢を絞ることができます」

以下に、ポレン氏が推薦する7種の犬をご紹介します。

 

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(Cavalier King Charles Spaniel)

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは人とのふれあいを好みます。(Timothy A. Clary/Getty Images)

このイギリス原産の犬種は王室にも愛されており、初めて犬を飼う方に勧められることが多いです。ポレン氏の説明によると、キャバリアは愛情深く、おとなしく、適応能力が高いため、一人暮らしの方、引退された方、マンション住まいの方や家族世帯など、さまざまな環境に適しています。

「理想の最初の犬が、短い散歩が好きで、その後は膝の上で何時間も過ごすような子犬であれば、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルがぴったりかもしれません。小型ですが、他の愛玩犬ほど神経質ではなく、飼い主に喜んでもらうことを望んでいるので、トレーニングもしやすいです」とポレン氏が述べます。

「登山には向かないかもしれませんが、穏やかで親しみやすいパートナーを求めているなら、キャバリアは最適な選択でしょう」

 

ラブラドール・レトリーバー(Labrador Retriever)

白いラブラドール・レトリーバー(Shutterstock)

ポレン氏によれば、ラブラドールは長年にわたり人気の犬種で、明るく賢く、特におやつがあれば飼い主を喜ばせるのが大好きです。

特に、子犬の頃から家庭犬として育てられたラブラドールは、初めて犬を飼う人にとって理想的なパートナーになり得ます。

「多くの方が気づいていませんが、『ショータイプ』と『作業タイプ』のラブラドールでは大きな違いがあります。作業タイプのラブラドールは、まるでオリンピック選手のようで、毎日何時間もの運動を必要とします」

「一方で、ショータイプのラブラドールは聞き分けがよく、食べ物を使ってしつけが可能で、家庭生活にもすんなりなじみます。世話をするために仕事を辞める必要もありませんので、初心者に向いています」

 

グレイハウンド(Greyhound)

飼い主に連れられたグレイハウンド。(Andres Kudacki/Getty Images)

ポレン氏によると、グレイハウンドは足の速いアスリートとして知られていますが、実は「ソファのじゃがいも(couch potato)」とも呼ばれるほどのんびり屋です。

「一般的なイメージとは異なり、彼らは大量の運動を必要としません。一日中のんびりして、最大で20時間も眠ることができます。室内ではとても静かで、優しく、愛情深い性格です」

「大型犬でありながら、過度な運動を必要としない犬を望む方には、グレイハウンドは最適な選択肢です」

 

ジャーマン・スピッツ(German Spitz)

2015年3月8日、イギリス・バーミンガムで開催されたドッグショーにて、飼い主とジャーマン・スピッツ。(Carl Court/Getty Images)

この小型犬は社交的で活発、親しみやすく、元気いっぱいの性格をしています。よく吠える傾向があります。

「ジャーマン・スピッツは、毛むくじゃらの小さなキツネのようだとよく言われます。ハスキーのような運動量を必要とせず、より扱いやすいです。近縁種であるポメラニアンよりも丈夫で、自信があり、親しみやすく、寛容な性格を持つため、初心者にも扱いやすい犬種です」

「定期的なブラッシングをしてあげれば、見た目が愛らしく、人が大好きで、あなたの生活に積極的に関わってくれる素敵なパートナーになるでしょう」

 

スタッフォードシャー・ブル・テリア(Staffordshire Bull Terrier)

2017年12月20日、ロンドンで撮影されたスタッフォードシャー・ブル・テリア。(Jack Taylor/Getty Images)

ポレン氏は、スタッフォードシャー・ブル・テリアは人懐っこく、注目されることが大好きで、しつけも比較的容易であると述べています。初めはやや興奮しやすいかもしれませんが、ポジティブなトレーニングを通じて、忠実で穏やかで愛情深いパートナーへと成長します。

「初めて犬を飼う方で、最良の友人のような存在を求めており、長時間の運動が不要な犬を望むのであれば、この犬種は素晴らしい選択肢です」

 

スタンダード・プードル(Standard Poodle)

スタンダード・プードル(Shutterstock)

ポレン氏いわく、スタンダード・プードルは社交的で、トイ・プードルやミニチュア・プードルよりも不安を感じにくく、初心者により適しています。知的で自信にあふれており、飼い主にとって良きパートナーになります。抜け毛は少ないですが、定期的なブラッシングと6〜8週間ごとのトリミングが必要です。

「テディベアのような見た目とフレンドリーな性格に惹かれるなら、スタンダード・プードルはそのすべてを備えており、性格や健康面も比較的安定しています」と続けました。

 

ミックス犬(Mixed Breed Dog)

ミックス犬(Shutterstock)

最後に、ミックス犬も選択肢として考えられます。ポレン氏は、適した個体に出会えれば、ミックス犬こそが最良のパートナーになる可能性があると述べています。

「ミックス犬は見た目もサイズも性格もさまざまで、ウッドグリーンのような団体では、一匹一匹の性格や活動量を丁寧に評価し、最適な家庭を見つけるために生涯サポートを行っています。これは初めて犬を飼う方にとって非常に心強い支えになります」とポレン氏は述べます。

なお、あなたやご家族にアレルギー体質がある場合、ラブラドール・レトリーバーは避けたほうがよいでしょう。なぜなら、この犬種はダブルコート(2重構造の被毛)で毛量が多く、抜け毛も多い上、皮膚が乾燥してフケが出やすいため、人間のアレルギーを引き起こす可能性があるからです。

(翻訳編集 解問)

陳俊村