麻薬取締局ロサンゼルス支局のブライアン・クラーク特別捜査官が、2025年9月30日にロサンゼルス市を見下ろしている。クラーク捜査官によると、近年、中国のマネーロンダリング組織が市場を支配しているという。John Fredricks/The Epoch Times

世界最大の中国マネーロンダリングとアメリカの反撃

DEA(アメリカ麻薬取締局)のブライアン・クラーク特別捜査官は、10年前の画期的な事件を今も覚えている。

彼のチームは、アメリカの空港で乗り継ぎ中の中国人マネーロンダラーの容疑者を逮捕した。この人物は、メキシコのシナロア・カルテル向けに現金の受け取りと引き渡しを調整していた。メキシコの法執行機関は、この人物がカルテルリーダーと昼食を取っている最中に彼を特定した。二人は、ニューヨークで最近DEAが押収した現金について話し合っていた。

この中国人マネーロンダラーは後に法執行機関に協力し、資金洗浄操作の詳細な情報を提供した。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
中国共産党(中共)が人工知能(AI)を通じて自国の技術基盤や規格を海外に広げる動きについて、米シンクタンクのハドソン研究所は、各国を中国の技術体系に依存させる「技術のわな」を生む可能性があると警告した。一帯一路がもたらしたとされる「債務のわな」よりも深刻な結果につながりかねないとの見方である
カナダ安全情報局は、10月17日の地方選挙を前に、リッチモンド市長と市議会議員全員へ非公開の説明会を開き、中共による候補者への接触や中国系有権者を狙った影響力工作の恐れを警告した
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した