北海道 退職自衛官や警察官を「ガバメントハンター」に 環境省へ要望
北海道は2025年11月7日、ヒグマの出没が相次ぐ中、環境省に対し、クマの駆除体制の強化を求める緊急要望書を提出した。この要望書には、退職した自衛官や警察官を自治体職員として「ガバメントハンター」として任用するための支援策が盛り込まれている。
近年、北海道ではヒグマの出没が人の生活圏にまで及ぶことが多く、2025年にはすでに2人の犠牲者が出ている。また、2025年10月末までのヒグマに関する通報件数は4800件以上に上り、過去10年間で最多を更新している。こうした状況を受けて、北海道は市長会や町村会と合同で、環境省に緊急要望書を提出した。
要望書の主な内容は、自治体職員としてクマの駆除を担う「ガバメントハンター」の確保と育成、そして駆除にあたったハンターの発砲責任や安全を保障する制度の整備である。特に、退職した自衛官や警察官、狩猟免許を持つ自治体職員を「ガバメントハンター」として再就職させるための財政支援を求めている。
関連記事
大西洋平外務政務官が玉城デニー沖縄県知事と会談し、厳しさを増す安保環境下で在日米軍の安定的駐留に理解と協力を求めた
ジャーナリストの仲村覚氏は11日、沖縄県ワシントン事務所を巡る違法な公金支出があったとして、令和元年度から5年度までに支出された委託料計約3億2500万円余を沖縄県に返還させるよう求め、玉城デニー知事を被告として那覇地裁に住民訴訟を提起した。
元モデルの平野雨龍氏(31)が衆院選大分3区出馬を正式表明した。香港での危機感を原点に、無所属で「国・暮らし・未来を守る」3つの柱を掲げ、日本の独立と安全保障の立て直しを訴える
高市総理は石川県を訪問し、能登地震・豪雨の被害状況と復旧を確認。「活気ある街並みを取り戻すことが国家の責務」と表明し、和倉温泉への特別加点措置や技術職員派遣などの支援を強化する考えを示した
高市首相、就任後初の福島訪問。「除去土壌の県外処分」について、2030年以降の具体的な道筋を新たに提示する考えを表明