嫉妬 社会主義の核心に潜む腐食的な道徳の腐敗
■論評
嫉妬は社会主義を動かす原動力である。それは一種の精神的な麻薬であり、人々に対して、自分より多くの富を持つ者を憎むよう仕向ける。例えその富の所有者が、嫉妬する者たちに対して何ひとつ害を加えたことがなくても、である。
その憤りはしばしば、完全な憎悪へと転じ、それに影響された者を蝕んでいく。アレクサンドル・ソルジェニーツィン(20世紀のソ連の反体制派作家)がかつて述べたように、「他人への嫉妬こそ、最も我々自身を食い尽くすものである」
中世ヨーロッパにおいて、富める者を憎むことは理解できたかもしれない。当時の富の持ち主は、莫大な土地や資源を独占していた世襲の君主や貴族たちであり、彼らの富は政治権力の独占と一体化していたからだ。
関連記事
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
中国で利益を得られるのは「一時的」。技術を奪われ、市場は最終的に中国企業のものになる。西側企業は今ようやく、この現実に気づき始めた
浜崎あゆみの上海公演が中共の意向で急遽中止。しかし彼女は観客なしで本番同様のライブを完遂し、世界から称賛を集めた。中共は虚偽説明で一時しのぎのごまかしを図るも、浜崎の冷静な対応が評価を高めた
中国共産党軍は日本を恫喝するも、その実態は装備・組織面で脆弱。日中が衝突すれば、中国側の実力不足が露わとなり、宣伝とは逆に軍の限界が明確にされる状況にある
大学側は、中国共産党政権にとって不都合だと見なされる論文を教授陣が出版することを阻むべきではない。