ケベック州モントリオールで、反アジア人差別反対デモに続く追悼集会中に女性が涙を流す。- 2021年3月16日に米国ジョージア州アトランタで殺害された8人(うち6人はアジア系女性)を追悼し哀悼するため、人々が集まった(Photo by Andrej Ivanov / AFP) (Photo by ANDREJ IVANOV/AFP via Getty Images)
カナダ人からの指摘 

平等の名の下に特定集団を優遇するのは本当の平等ではない

「平等」という漠然とした目標を達成するための善意の人種差別も、結局は人種差別である。

カナダにおける和解、社会的調和、平等な機会への唯一確実な道は、すべての人に平等な権利を認め、誰にも特別な特権を与えないという原則である。法律が人種、先祖、民族、血統によって一部のカナダ人に異なる適用をされると、予測可能で避けられない結果として、争い、憎悪、恐怖が生じる。

たとえば、「カウイチャン先住民部族 対 カナダ (司法長官) 訴訟」では、ブリティッシュコロンビア(BC)州リッチモンドの一部に住むさまざまな民族の人々に対し、彼らが自分の資金で購入した土地が、自分たちの家を所有し享受する権利を保証するものではないと、BC州最高裁が判断した。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平の訪米に合わせ、ワシントンで中国の民主活動家や香港人、台湾人、チベット人、ウイグル人らが大規模な抗議を実施。若い世代の参加や団体間の連携、越境弾圧への反発など、海外抗議運動の変化を読み解く
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった