英国ロンドンのアマゾン配送センター。(Dan Kitwood/Getty Images)

イタリア警察 アマゾン拠点を強制捜査 中国製品密輸・脱税疑惑

イタリア警察は24日、アマゾン(Amazon)のイタリア国内2か所の拠点に対し、強制捜査と差し押さえを実施した。中国製品の密輸疑惑をめぐる捜査の一環である。ミラノの検察官は、この電子商取引大手を「トロイの木馬(Trojan horse)」になぞらえ、膨大な量の中国製品が関税や販売税を回避して、違法にEUおよびイタリア市場に流入することを可能にしたと非難している。

ロイター通信などの報道によると、数十人の金融警察(税務警察)や税関当局の職員がこの作戦に参加した。北部ベルガモ県チヴィダーテ・アル・ピアーノ(Cividate al Piano)にあるアマゾン物流センターでは、警察が約5千点の中国製品を押収した。その中には、玩具、スマートフォンケース、エアフライヤー、インクペン、小型のはさみなどが含まれていた。

同時に、ミラノ市中心部のアマゾン・イタリア本社でも警察がIT機器を押収し、新たな密輸事件の容疑者とされる人物を特定した。この人物はイタリア国内でアマゾンの貨物輸送を統括するマネージャーであり、身元は現時点で公表されていない。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる
欧州連合(EU)の立法府議員らが、権威主義的政権が海外の標的を沈黙させようとする「越境弾圧」への対抗措置強化を訴えた。最新の報告書は、中共政権、ロシアなどを主要な実行国として名指しした一方、数十もの政府が海外の反体制派を追っていると指摘している
英国で、国家安全保障法施行後、中共関連のスパイ活動で初の有罪判決。中共当局のために香港民主活動家らを監視したとして、男2人に禁錮刑が言い渡された