死の間際になってから後悔することを、わざわざそのときになって知る必要はありません。
私たちは、他の人々の人生や、彼らが人生の終わりに語った言葉から学ぶことができますし、自分の想像力を使って未来の自分を思い描くこともできます。たとえば、不治の病と診断されるといった恐ろしい出来事を想像し、そのとき最初に頭に浮かぶことを考えてみてください。地球上で過ごす最後の数か月を、何に費やしたいと思うでしょうか。もっとやっておけばよかったと感じることは何でしょうか。
この記事を読んでいるほとんどの人にとって、まだ遅すぎることはありません。今この瞬間から、自分が大切にしている価値観を最良の形で生き始めることができますし、限りある時間を最大限に生かしていると実感することもできます。年齢がいくつであっても、周囲の人と比べてどの位置にいようとも、変化を起こすのに遅すぎるということは決してありません。
これらの考えに圧倒されないでください。変化には集中力と努力が必要です。だからこそ、一度にすべてを実行しようとするのではなく、いくつかの考えを選び、じっくりと取り入れていくほうが良いのです。
今すぐ学べる人生の10の教訓
多くの人が人生の終盤になってようやく学ぶことを、今この時点から学ぶことができます。
1. 時間は最も貴重な資源
世界で最も裕福な人物の一人であるウォーレン・バフェットは、自分の全財産と引き換えに21歳に戻れるなら、そうするだろうと語ったことがあります。私はこの人生の先に何かが続いていると信じていますが、それでも地上で過ごす時間が極めて貴重であるという考えには強く同意します。
2. 健康こそ富
若いときは、健康が永遠に続くかのように当たり前に感じてしまいます。しかし中年になると、若さゆえの努力せずとも湧き出るエネルギーが、徐々に失われていくことに気づき始めます。幸いにも、前もって備え、体を大切に扱っていれば、この時期をより長く保つことができます。
3. お金では人生の意味は買えない
人は、幸せでストレスの少ない生活に本来必要な以上の富を求め、多くのエネルギーを費やしがちです。「もっと快適に、便利に、楽しくなれば人生は良くなる」と誤解してしまうのです。しかし、その恩恵は急速に薄れ、人生に意味を与えることはありません。年齢を重ねたときに多くの人が望むような充実感は、そこからは生まれないのです。
4. 人生は自分だけのものではない
私たちは他人と自分を比べ、自分の立ち位置を気にし、他人がどう思っているかを心配します。しかし現実には、多くの人はあなたの人生にそれほど関心を持っておらず、自分自身のことで精一杯です。人の注目を集める最良の方法は、寛大に生き、自己を犠牲にして愛することです。それ以上に気に病む必要はありません。
5. 満足のない成功は成功ではない
たとえ世界中のものを手に入れたとしても、魂を失ってしまったら、そこにどんな意味があるでしょうか。称賛や評価を得たとしても、自分自身に満足していなければ、虚しさだけが残ります。
6. 行動はモチベーションを生む
やる気が湧くのを待つ必要はありません。落ち込んでいても、混乱していても、計画が整っていなくても、行動を起こすことはできます。あなたが大切だと思うことを実行する時間は、常に「今」しかないのです。
7. 年齢はただの数字にすぎない
30歳のとき、私は愚かにも「もうキャリアでこれ以上はできない」と思っていました。しかし今振り返れば、まだ膨大な時間が残されていたことが分かります。そして10年後にも、同じように感じるでしょう。たとえ現実的に残り時間が少なくなっていたとしても、年齢は単なる数字にすぎません。60代、70代、80代になっても、やりたいことを達成できないと、誰が決めたのでしょうか。誰も止めてはいないのです。
8. 許可を待たずに行動できる
私たちは、人生が良くなるのを待ったり、状況が整わないと変化を起こせないかのように振る舞ったりします。しかし後から振り返れば、「条件が整うのを待っていた時間」は無駄だったと気づくでしょう。実際には、自分の価値観に合った人生を形作る力は、思っている以上に常に自分の手の中にあります。
9. 愛すること、愛されることは人生最大の贈り物
人生のそれぞれの段階で、さまざまな優先事項が私たちの注意を奪います。1日の時間を何に使うべきか分からなくなることもあります。しかし最終的に最も大切なのは、愛する人たちとの人間関係です。こうした測定しにくい「ソフトな目標」への投資を後回しにし、測定しやすい他の目標ばかりを追いがちなのが、私たちの傾向です。
10. 死は必ず訪れる
このリストにある他の「真実」と同様に、誰もが知識としては、いつか死ぬことを理解しています。しかし、それを心の底から実感するのは、死が身近に迫ったときや、大切な人を失ったときです。死を意識することは、人生観を根本から変える力を持っています。人生のはかなさを意識することで、優先順位が大きく変わるからです。この教訓を早く学ぶほど、振り返ったときに「価値ある人生を生きた」と思える可能性は高くなります。
(翻訳編集 井田千景)
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