衰退するイラン政権が中国にとって大きな痛手となる理由
イラン政権の脆弱さは、かつてないほど際立っている。事の発端は、テヘランの市場(バザール)の商人たちによる物価高騰への抗議の店閉め(ストライキ)であったが、それは昨年末までに、瞬く間に体制打倒を掲げる全土規模の運動へと発展した。
1月17日、イランの最高指導者ハメネイ師は、騒乱で「数千人」の犠牲者が出たことを認めた上で、その「死傷者と損害」の責任はトランプ氏にあるとして彼を「有罪」だと非難した。これに対しトランプ氏は1月17日、イランには「新しいリーダーシップ(指導部)」が必要だと訴えた。
トランプ氏は、抗議者の処刑は米国の軍事行動を誘発すると繰り返しイランに警告している。1月22日、大統領専用機エアフォース・ワンの機内で記者団に対し、トランプ氏は米国海軍をイラン方面に配備したと述べた。
関連記事
米イランが19日に協定署名へ。だが真の試練は「合意の実効性」か。過去の閉鎖リスク再燃の懸念も
米ベッセント財務長官は、凍結されたイラン資産を活用し湾岸同盟国の損失補填を進める方針を表明。通行料の相殺や経済圧力強化を示す。一方、イランは強く反発している
トランプ大統領はイラン高官が空爆停止を直接要請したと公表。大規模攻撃や機密交渉、過去の秘密計画にも言及し、中東情勢の緊迫と強硬姿勢の両面を明らかにした
トランプ大統領は、イランとの紛争終結に向けた合意が大筋で成立し、数日以内に欧州で署名される可能性があると発表。核開発放棄などを含む内容で、最終調整が進む一方、イラン側は正式確認を避けている
米中央軍がイランに対する「自衛のための空爆」を完了したと発表したわずか数時間後に、今回の攻撃が行われた