あなたは、自分が体験した出来事についてブログ記事を書くことができます。40代になってから音楽を学ぶこともできます。50代で古典文学を読み始めることもできます。60代で物を修理する方法を学ぶこともできます。70代でパーティーを主催し始めることもできます。
これらはすべて、今この瞬間から始めることができることであり、誰もあなたを止めていません。
これほど多くの興味深いことができるにもかかわらず、なぜ私たちはスマートフォンをスクロールし続けてしまうのでしょうか。なぜ「素晴らしいことは将来やろう」と自分に言い聞かせ、今すぐ行動しないのでしょうか。
私たちが行動しない9つの理論
1.下手にやることを極端に恐れている
大人になると、私たちは体裁を保つことに多くのエネルギーを使います。他人から無能だ、知識がない、何かに苦戦していると思われたくありません。このようなこだわりは子どもにはほとんど見られません。私自身が目の当たりにしてきましたが、子どもはどれだけ下手であっても気にせず飛び込み、その結果、短期間で多くのスキルを身につけます。
2.もう遅すぎると思い込んでいる
30歳前後になると、新しいスキルを身につけ、磨き上げるにはもう時間が足りないと考え始める人が多くなります。しかし50代や60代の人の視点から見れば、これは明らかに不自然な考えに映るはずです。私たちの多くは、ほんの数年でどれほど大きな進歩ができるかを過小評価しています。しかし、そもそもどれほど上達するかが本当に重要なのでしょうか。人生を楽しみ、面白いことをすることが目的であるなら、それで十分なはずです。
3.まだ準備ができていないと感じている
行動を妨げるもう一つの厄介な障害は、「始めるのにもっと良いタイミングがあるはずだ」という思い込みです。私たちは本当にやりたいことを自分に許す前に、数多くの前提条件を課してしまいます。その結果、さらに調べたり、関連するスキルを身につけたり、「いつか本番をやる」と話すだけになってしまいます。
4.時間を無駄にすることを恐れている
時間を無駄にすることへの不安は、効率性を過度に重視する私たちに特有の問題です。「意味のないこと」に時間を使うのではないか、遠回りをするより近道のほうが早く目的地に着けるのではないか、と多くの人が心配します。しかしこの考え方は、人生を生きることや行動することよりも、結果だけを重視していることを示しています。繰り返しますが、人生は「今すぐ行動していいもの」なのです。
5.選択肢が多すぎて圧倒されている
私たちは、できることがあまりにも多すぎて、結局何もできなくなってしまいます。選択肢が多すぎることによる麻痺(パラリシス)は、スクロール世代(SNSやスマートフォンを常にスクロールすることで時間を過ごす世代)にとって慢性的な問題のようです。あるアイデアが面白そうに思えても、もっと気に入る別のものがあるかもしれないと考えてしまいます。こうして、自分の思考やフィード(SNSなどの情報表示欄)の表面をなぞるだけで、本当にやりたいことを何一つ実行しないまま、人生で最も貴重な数十年を無駄にしてしまうのです。
6.見た目や評価を気にしすぎている
私たちは、友人や同僚から見て、ばかばかしい、子どもっぽい、格好悪いと思われることを心配します。これは「下手なところを見られたくない」という考えと関連していますが、別の側面も持っています。私たちの内側には地位や尊敬を求める欲求があり、他人を喜ばせ、無言の承認を得るために人生を組み立ててしまいがちです。
あなたがやりたいことの多くは、特に上達しなければ、他人にはばかばかしく見えるかもしれません。例えば、そこそこ弾けるピアノ奏者であることは、あまり評価されません。そのため、「本当に楽しんでいいのは、偉大なピアニストか、そうなりつつある人だけだ」という、さらにばかげた考えによって、その夢を諦めてしまうのです。
7.手軽で浅い時間のつぶし方に依存している
この理論には非常に強い説明力があります。私たちの多くは、やろうと思えばできること、選べばできることを知っています。それでも行動しないのは、画面の上を指でなぞるだけの快楽が、行動したいという欲求を満たしてしまうからです。本当の冒険を求めるための初期エネルギー(アクティベーション・エネルギー:行動を始めるために最初に必要な心理的・精神的な力)がなければ、期待されている以上のことは決してできません。
8.「やるべき」という思考で自分を動けなくしている
私たちがさまざまな行動を起こせないもう一つの理由は、やることの選び方が下手なことです。本当は楽しめないにもかかわらず、「やるべきこと」や「やれば誇らしく思えること」をやることリストに入れてしまいます。人生には義務や責任のための十分な余地があり、それらは尊いものとして扱うべきです。しかし、なぜリストを「やるべきこと」で重くしてしまうのでしょうか。
9.誰かからの招待を待っている
最後に思い浮かぶ障害は、誰かが行動を簡単にしてくれるはずだという考えです。誰かが招待してくれる、教えてくれる、道を示してくれるのを待っているのです。しかし実際に、「あなたがずっとやりたかったことをやってみませんか」と声をかけられることがどれほどあるでしょうか。この考えが成り立たないことは明らかです。
やりたいことをやらない理由については多くの理論がありますが、それを実現する方法は一つしかありません。
さあ、始めましょう。今すぐ。
多くの場合、私たちの情熱は、同じように一歩を踏み出せずにいる人たちを引き寄せます。もしかしたら、そこから新しい流れが生まれるかもしれません。
(翻訳編集 井田千景)
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