中共軍委副主席張又俠(スクリーンショット)

紅二代暴露 張又俠は父の汚名返上から軍ナンバー2へ

中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席の張又俠が失脚したとの情報を受け、世論の動揺が続いている。ある紅二代(革命幹部の子弟)が、習近平が張又俠を粛清した論理を分析した。彼は以前にも、張又俠の知られざる経歴を暴露していた。

2月10日、米国在住の紅二代作家である畢汝諧は「光傳媒」に寄稿し、習近平が張又俠を排除したのは、毛沢東時代の「党が銃を指揮する」制度を回復させるためだと指摘した。畢汝諧は張又俠と同年齢であり、北京の高級幹部子弟が通う景山学校の同級生である。

張又俠の父・張宗遜と習近平の父・習仲勳は親交があり、共に共産党の高級幹部であった。張又俠は一時期、習近平の側近と見なされ、習近平の「憲法改正による続投」を支えてきた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国移動(チャイナ・モバイル)で幹部の摘発が相次ぎ、この1か月で少なくとも6人が調査対象となった。専門家は、通信データや監視網の支配権をめぐる中共上層部の権力闘争が背景にあると指摘する
中共元国防相だった李尚福と魏鳳和が、4月7日、死刑判決を受けた。中国問題研究者の袁紅冰氏は、台湾海峡有事をめぐる見解の違いや、習氏への忠誠を疑われたことが処分の一因だとの見方を示している
中共元首相の温家宝が今週、中国科学院地理科学・資源研究所を視察した。この動きは異例ともいえるほど大きく扱われた。時事評論家の唐靖遠氏は、これは温家宝の軟禁説を打ち消すためだけではなく、習近平に張り合う可能性があると指摘
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
2026年、中国共産党軍で進行する苛烈な大粛清を分析。習近平が自ら抜擢した将官さえ次々と葬り去る異常事態は、軍の指揮系統を麻痺させている。独裁者が求める「絶対的な安全」が国家最大の危機を招く