木を抱きしめることの健康効果
あなたも子どものころに一度はやったことがあるでしょう。木の幹に腕を回し、頬を樹皮に押し当て、そのまましがみついたことです。かくれんぼをしていたのかもしれませんし、その木が自分の話を聞いてくれていると想像していたのかもしれません。当時は知らなかったかもしれませんが、ある意味では木もあなたを抱きしめ返していました。人と人との触れ合いによって引き起こされるのと同じような、心を落ち着かせる化学反応が体内に広がっていたのです。
研究によると、木を抱きしめることには実際の健康効果がある可能性があり、ストレスホルモンを低下させることから免疫機能の向上に至るまで、さまざまな恩恵が示唆されています。
ツリーハギングとは、その名の通り、一定時間、木を抱きしめたり触れたりする実践です。両手のひらで樹皮に触れ続けたり、幹にもたれかかったり、腕を回して抱きついたりします。ツリーハギングは、心身の健康を改善することが示されている「森林浴」の一要素でもあります。
関連記事
古代エジプトの王墓にも納められた甘草。胃や喉の不調に使われてきたこの根には、現代の研究でも注目される成分があります。一方、摂りすぎによる血圧上昇など、見逃せない注意点もあります
パーキンソン病の人を対象としたダンスは、歩行やバランスの改善に役立つ可能性があり、表現する喜びや人との交流も生みます。専門医の解説と各国のダンス教室での体験を紹介します
風邪やインフルエンザが気になる季節。身近なニンニクや蜂蜜、唐辛子には、体の健康を支えるさまざまな働きがあります。食材の特徴と、今から始めたい生活習慣を紹介します
裸足で大地に触れるだけで、心身に変化が起こる? グラウンディングに期待される14の健康効果と、研究の現状、実践方法を紹介します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します