原油価格 イメージ画像(Shutterstock)

米エネルギー長官 対イラン戦争は数週間以内に終結 原油価格は下落へ

中東での戦争は世界のエネルギー供給に多大な衝撃を与えており、ホルムズ海峡の航行が阻害されたことで、国際的な原油価格が大幅に急騰している。国際エネルギー機関(IEA)は市場を安定させるため、4億バレルを超える石油備蓄を放出する方針だ。米国のライトエネルギー長官は3月15日、戦争は「今後数週間以内」に終結し、それに伴い原油価格も下落に転じるとの見通しを示した。

IEAは15日、史上最大規模となる4億バレル以上の石油備蓄を市場に放出すると発表した。アジア太平洋地域の備蓄は直ちに放出され、欧州および米州の備蓄は3月末までに供給される予定である。

戦争による市場の激しい動揺を受け、北海ブレント原油先物と米国産WTI原油先物の価格はすでに40%以上急騰し、2022年以来の高値を記録した。

▶ 続きを読む
関連記事
4月29日、トランプ米大統領は、イランとの戦闘終結に向けた協議について、「電話を通じて」進めていると明らかにした
トランプ米大統領は、イランが石油輸出を断たれたことで、石油パイプラインの圧力が限界に近づき、いつ破裂してもおかしくない状態にあると指摘した。ルビオ国務長官は「米国は、イランがホルムズ海峡を交渉材料にする行為を容認しない」と表明
トランプ政権下の対イラン戦略を、歴史学者のV.D.ハンソンが鋭く分析。窮地に立つイランに残された3つの選択肢とは何か。軍事・経済の両面から、レジーム・チェンジを見据えた米国の「締め付け」の真意を読み解く
内部関係者によれば、輸送の混乱が産業を直撃し、コスト増と輸出停滞を招く中、中国政府は供給確保を急いでいる
イラン戦争の長期化を受け、湾岸諸国やアジアの同盟国が米国に通貨スワップを要請した。経済不安やドル不足への懸念が広がる中、この動きが「ドルの覇権」や各国の金融安定にどう影響するか、専門家の分析を交え解説する