5月17日、コンゴ・ゴマのCBCAビルンガ病院で、エボラ出血熱の感染が疑われる患者の受け入れに備え、病室を準備するスタッフたち。(Getty Images)

【十字路口】新型コロナを凌ぐ致死率 エボラで100人超死亡 パンデミックの恐れ

新たな国際的感染症としてハンタウイルスとエボラが各地で報告され、WHOはコンゴのエボラ流行について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

致死率が最大40〜50%とされるハンタウイルス肺症候群と、高致死率で知られるエボラ流行の最新状況、感染経路、パンデミックリスクを整理する。

まずはハンタウイルスについてである。ハンタウイルスが注目されている理由は、今年4月初旬にオランダ籍の探検クルーズ船「ロッテルダム号」で航行中に感染が発生したためである。この感染によって、少なくとも3人が死亡した。オランダ人夫婦とドイツ人患者が含まれている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国による米国債売却は「ドル離れ」を意味しない。真の狙いはドル資産の多様化や対米交渉における揺さぶりの誇示に過ぎず、海外経由の保有や国際的なドル支配の実態を見れば、人民元の台頭論は虚構であると暴く
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評
1992年米大統領選でブッシュを敗北させた「不況」の虚構を検証し、実態以上に選挙を動かす経済認識の危うさを指摘。現政権下の好景気や課題を踏まえ、来る中間選挙で共和党が勝つための戦略を論じる
米経済指標の好調さとは裏腹に広がる「不況認識」。主要メディアやニュースアグリゲーターの報道バイアスが人々の心理と世論をいかに誘導しているかを検証する論評
米CDCの報告システム「V-safe」に埋もれていた、無数のワクチン被害者の生々しい手記。公衆衛生を信じながら孤立と破壊に追いやられた人々の悲痛な声と、その過酷な現実に直面した筆者の苦悩を綴った論説