中国 自国で開発できないAI機能を窃取 サイバーセキュリティ企業が指摘
中国のハッキンググループが企業の情報システムや人工知能(AI)ツールの悪用を加速させる中、中国系のサイバーアクターが2025年に標的型侵入活動を38%増加させ、その中には物流組織への攻撃の85%増加も含まれていることが、クラウドストライク社の調査で明らかになった。
米国のサイバーセキュリティ企業である同社は、2026年版の「グローバル脅威レポート(Global Threat Report)」および、それに関連して6月9日に発表したプレスリリースの中でこの調査結果を報告した。クラウドストライク社は、これを中国政権による「自国で開発できないAI機能を窃取する」試みであると位置づけている。
レポートによると、中国系の敵対者は、ネットワークへのアクセスを獲得し、情報収集のための長期的な足場を維持するために、VPN機器、ファイアウォール、ゲートウェイといったインターネットに接続された「エッジ」デバイスを繰り返し標的にしたという。
関連記事
米下院歳入委員会は、中共と密接な関係を持つとされる実業家ネビル・ロイ・シンガム氏が、計3千900万ドル超の資金を提供した左派系非営利団体3団体に召喚状を出した。資金洗浄や外国勢力の影響力工作との関連を調べる
米連邦通信委員会は、国家安全保障上のリスクがある中国企業の部品を含む機器の販売を禁止する規則を採択した。ファーウェイ製部品を使った機器も対象となり、中国製ハイテク機器への規制がさらに強まる
台湾民主実験室は、中共関連企業がThreads上で偽アカウントや偽ニュースサイトを使い、台湾選挙期に政治的コンテンツを拡散していたとする報告書を発表した。認知戦の基盤をすでに構築していると警告
中国の投資家によるカナダ油田買収を支援した中国系男性が、86万カナダドル超の脱税容疑でカナダ全土に指名手配。「パナマ文書」を端緒に捜査が進められている
英国政府が承認した中共のロンドンメガ大使館計画をめぐり、地元住民団体が司法審査を求めた。住民側は、大規模デモや越境弾圧、安全上のリスクを十分に検討していないと訴えている