借金を返済すべき6つの理由

現代の経済社会における借金の活用については、さまざまな考え方があります。ここでは、それらすべての長所と短所について詳しく述べるつもりはありません。

今、私が主に関心を持っているのは、皆さんの身体的・精神的な健康です。

多くの理由から、借金を抱え続けることは慢性的なストレスの一種であり、大半の人にとっては避けたほうがよいものだと言えます。

それはすべての借金を含むのでしょうか。住宅ローンはどうでしょうか。ある特定の目的のための借金や、特定の状況下での借金はどうでしょうか。こうした問いについては、親しい友人や信頼できるアドバイザーと相談しながら、ご自身で考えていただきたいと思います。

ただし、一般的な原則として、ほとんどの人にとって借金は、ほとんどの場合、できる限り少なく保つべきものです。
 

借金ゼロがもたらす6つのメリット

借金を早めに完済すると、それまでの人生に欠けていた一種の精神的な自由を得ることができます。それに気づいていたかどうかにかかわらず、その自由は日々の幸福感を大きく高めてくれるものです。私は、より多くの人にその感覚を味わってほしいと願っています。

1. お金の心配で夜中に目が覚めなくなる

人生で何が起ころうとも、多くの借金には返済期限がやってきます。順調なときには、返済はそれほど重い負担に感じないかもしれません。しかし、予期しない出来事が起きたときはどうでしょうか。借金のない生活は、ストレスの少ない生活です。返済のやりくりを考えながら夜中に目を覚ますこともなくなります。

2. 判断がシンプルになる

人生で最も難しい決断は、どちらを選んでも痛みを伴うような選択です。残念ながら、多額の借金を抱えていると、どれだけ貯蓄するか、どのように投資するか、休暇に行く余裕があるかといった、お金にまつわる判断がずっと複雑になります。借金がなくなると視界を覆っていた霧が晴れ、失うものが少なくなるため、そうした判断も自然とシンプルになります。

3. 「前に進んでいる」という実感が持てる

経済的な意味で誰にも借りがない状態になると、心の中では大きな変化が起こります。そのとき初めて、自分が本当に前進していると感じられるようになります。「本当の人生はいつか始まるはず」と思いながら、ただその場で足踏みしているような感覚から解放されるのです。

貯蓄が増え、投資が複利(運用益が雪だるま式に増えていく仕組み)の力で成長していくのを見ることも楽しくなります。なぜなら、積み立てたお金はすべて自分のものであり、銀行への返済義務ではないからです。このような自立は幸福のために絶対必要なものではありませんが、多くの人にとって確かな人生の満足感をもたらしてくれます。

4. 昇給や収入増が、そのまま自分の豊かさになる

借金のない生活の良い点のひとつは、昇給や副業による収入の増加が、そのまま自分の利益になることです。まず借金の返済に回す必要がないため、自分の努力の成果を直接楽しむことができます。また、そのお金を投資して将来さらに大きな価値を生み出すこともできます。

5. 自分でリスクを選べるようになる

リスクは人生の避けられない一部です。そして場合によっては、歓迎すべきものでもあります。例えば、独立して事業を始めたり、めったに訪れない大きなチャンスに挑戦したりしたいと思うこともあるでしょう。

しかし、多額の借金は、身動きを取れなくさせます。経済的な負債そのものがすでに大きなリスクであるため、それ以上のリスクを取る余裕がなくなるのです。

借金のない生活は、物事が完璧にうまくいかなければならないというプレッシャーを減らしながら、新しい挑戦をする自由を与えてくれます。余裕というクッションがあることで、より自由に行動できるようになるのです。

6. 将来を自分でコントロールできる感覚が生まれる

借金を抱えていると、人生で選べる選択肢は限られてしまいます。もっと速く動きたい、もっと遠くへ行きたいと思っているのに、過去の選択の積み重ねによって体が重くなっている状態に似ています。

だからこそ私は何度も「自由」という考え方に立ち返るのです。借金を返済することは、経済的な柔軟性を手に入れることです。そして経済的な柔軟性とは、言い換えれば自由です。状況によって選択を強いられるのではなく、自分自身で選択できる自由なのです。

借金は必ずしもすべての場合において悪いものではありません。例えば、私たち家族には住宅ローンがあります。しかし、その借入額は収入と比較すると、ほとんどのアメリカの家庭よりもはるかに少ない水準です。私たちは、より古くて小さな家に住むことを選びました。その代わりに、ここで挙げた多くのメリットを享受できるからです。そして私たちは、それらのメリットの方が家の大きさよりも日々の幸福に直接的な影響を与えると考えています。

私が知る限り、借金を減らした人は皆、その決断をして良かったと感じています。一方で、借金を抱えすぎて後悔した例は数え切れないほどあります。貸借対照表で、あなたはどちら側で生きたいでしょうか。そして、ようやく自由になれたとき、どれほど気持ちが軽くなるかを想像してみてください。

(翻訳編集 井田千景)

妻の MollieとともにThis Evergreen Homeでブログを運営し、現代社会でシンプルに、意図的に、そして人間関係を大切にして暮らす経験を共有。