腸の内壁には、数兆個もの微生物が共存しています。この生態系のバランスが崩れると、大腸直腸がんの発症に関与する可能性があります。(Rost9/Shutterstock)

腸内細菌を整えて大腸を守る 大腸がんリスクを下げる生活習慣

腸内細菌のバランスの乱れは、大腸がんのリスクを高める可能性がありますが、これは多くの人が見落としがちな健康上のリスクです。研究によると、腸内マイクロバイオームの健康は、大腸を守り、特に慢性的な炎症や細胞の損傷を防ぐうえで、きわめて重要な役割を果たしています。食事やライフスタイルを整えることで、腸内細菌の多様性を維持し、大腸がんのリスクを低減できる可能性があります。

アメリカ・トレド大学の腸内マイクロバイオーム研究者であるサチン・アリヤル氏は、エポックタイムズに対し、「腸内マイクロバイオームの健康を保つことは、大腸直腸がんのリスクを下げるのに役立ち、さらには予防や治療の効果を高める可能性もあります」と語っています。

幸いなことに、マイクロバイオームは不変のものではありません。日々の生活の中での選択やライフスタイルが、少しずつその状態を形作っているのです。

 

▶ 続きを読む
関連記事
パンを食べると、疲労や頭のもや、関節の痛みが起こる人がいるのはなぜでしょうか。原因はグルテンだけとは限りません。検査前に避けてはいけない理由や、小麦に含まれる別の成分との関係を解説します。
十分に眠っているのに疲れが取れない、頭がぼんやりして集中できない。その背景には、エネルギーづくりを支えるミネラルの不足や、吸収の低下が関わっている場合があります。現代の食生活や土壌環境、ストレス、腸の状態から、ミネラル不足を考えます。
命を救う医療が、腸内細菌にも変化をもたらす可能性があります。アマゾンの先住民を追った研究から、治療の大切さとともに見えてきた、腸内環境を守るための新たな課題を紹介します。
慢性炎症は、老化や糖尿病、認知症など多くの病気の背景にあると考えられています。専門家が、免疫バランスと腸内環境の関係、そして健康寿命を延ばすために今日からできる習慣をわかりやすく解説します。