顔に現れる3本のしわは、心臓の問題を示す警告サインかもしれません。

「相は心を映す」顔に現れる3つのしわと心臓病リスクの関係

顔のしわは単なる加齢の痕跡ではなく、心臓の健康状態を示すサインである可能性もあります。中医学では、印堂の懸針紋、山根の横じわ、耳たぶの冠心溝といった顔相の特徴が、心血管疾患のリスクを示している可能性があると考えられています。中医師は、心臓の健康状態はすでに顔に現れていると指摘しています。中医学の伝統的な「望診」に現代医学の兆候を組み合わせることで、心血管からのSOSをより早く察知できるといいます。

こうした顔相の特徴は心血管疾患のリスクと関連があるものの、臨床医はこれだけを絶対的な診断基準にはしていません。ほかの症状や健康指標も合わせて総合的に評価する必要があります。
 

顔に現れる3つのしわ 心臓病の前兆に注意

「相は心を映す」とよく言われますが、実際に顔相と心血管には関係があります。台湾の崇学馬光中医クリニックの院長・黄千瑞氏は、中医学の古典である『黄帝内経』に「心其華在面(心の華は顔に現れる)」と記されていると説明しています。つまり、心臓の機能状態は顔色やしわに反映されるという意味です。顔の特徴を観察し、次の3つのしわが見られる場合は、虚血性心疾患のリスク上昇に注意が必要です。

1.印堂の懸針紋

眉と眉の間の部分は印堂、または命宮と呼ばれ、本来はつやがあり滑らかな状態が理想です。そこに縦じわができ、まるで針が垂れ下がっているように見えるものを懸針紋といいます。

2.山根の横じわ

両目の内側の目頭の間で、鼻筋が始まる部分を山根といいます。山根がへこんでいたり、横方向の細かいしわが現れたりした状態を山根横紋といいます。

3.耳たぶの冠心溝

耳たぶに斜めのしわが現れるもので、西洋医学ではフランク徴候とも呼ばれています。これは1973年にフランク医師が心筋梗塞患者を診察した際、このしわがある人は虚血性心疾患や脳卒中の発症率が高いことを発見したことに由来します。

顔にこれら3つのしわが現れた場合は、心臓病に注意が必要です。(崇学馬光中医クリニック提供)

黄千瑞氏は、中医学の望診によって心血管系の状態や心臓機能の安定性をある程度観察できると述べています。ただし、これらの特徴が心血管疾患のリスクと関連していても、臨床医はそれだけで診断を下すことはありません。一般的には、胸の圧迫感、動悸、心臓の痛み、呼吸のしづらさといった症状の有無を確認し、血圧、血中脂質、血糖値の管理状況についても確認します。
 

家庭でできる心臓ケア 2つの重要なツボ

心臓病を早めに予防するためには、夜更かしを減らし、あっさりした食事を心がけ、運動習慣を維持することに加えて、黄千瑞氏は毎日次の2つの重要なツボを規則的にマッサージすることを勧めています。

1.神門のツボ(心経)

位置:手のひらを上に向けたとき、手首の内側にある横じわの端の部分。

効果:精神を落ち着かせ、睡眠を助け、心拍を整えます。

神門のツボ(大紀元)

2.内関のツボ(心包経)

位置:手首の内側の横じわから腕の方向へ指3本分ほど上がった中央で、2本の筋の間。

効果:胸の圧迫感や動悸を和らげ、胃の不快感にも役立ちます。

内関のツボ(大紀元)

心血管疾患は、長年の生活習慣の積み重ねによって起こることが少なくありません。黄千瑞氏は、毎日5分ほどかけて自分の顔色を観察し、心臓を守るツボを押すことを勧めています。また、夜更かしを減らし、脂っこい食べ物や味の濃い食事を避け、運動習慣を身につけることこそが、心血管の健康を維持する最善の方法だと呼びかけています。

 

(翻訳編集 解問)

黃星若