ガーダシル導入から2年以内に32件の死亡報告 平均年齢は18歳

子宮頚がん予防のHPVワクチン接種後の明らかな死亡事例(下)

13歳男子がガーダシル接種後に自己免疫性脳炎で死亡

ガーダシル損害賠償訴訟を主導したWisner Baum法律事務所によって記録された症例をご紹介します。

「ノア・テイト・フォーリー君は、2018年5月7日に最初で最後のガーダシル注射を受けました。11歳の誕生日からわずか2日後のことでした。ノア君はお父さんと狩りや釣りをしたり、妹とゲームをしたり、レゴを組み立てたり、ドラムを演奏するのが好きでした。彼は学校が大好きで、教会でも活動的でした。何よりもノア君は家族を愛し、一緒に過ごす時間を大切にしていました」

「ガーダシルの注射を受ける前、ノア君は自己免疫疾患も自律神経の問題もありませんでした。彼は非常に健康で、医療健康診断で健康証明を受けていました。ガーダシルの注射から約2週間後、ノア君は39度近い発熱を経験しました。症状が1週間続いた後、継続する発熱の原因を除外するために血液検査が行われました。検査で原因は見つからないまま、2018年の夏の間ずっと発熱が続きました」

「2018年10月10日、ノア君はノースカロライナ州ダーラムのデューク大学医療センターの救急室を訪れました。検査と血液検査の後、母親のケリーさんは、ノア君の炎症マーカーが上昇しており、おそらくウイルス感染が原因であると知らされました。その後、ノア君はデューク大学感染症部門に紹介され、血液検査で白血球数が2週間で3倍に増加していることが明らかになりました」

「長い月日を経て、ノア君は数え切れないほどの医師の診察と検査、CTスキャンやリンパ節の生検に耐え抜きました。ケリーさんは、リンパ節の腫れが見つかってからがんが否定されるまでの35日間が「長く、苦痛に満ちた期間」だったと振り返ります。それでもなお、ノア君の健康問題の根本原因についての答えは得られませんでした。

「2019年5月7日、ノア君は体重減少の診察を受けました。記録には次のようにあります。『過去1年間、困難な時期を過ごした。母によれば、それまではいつも通り健康だった彼は、11歳でワクチン接種と健康診断を受けた後、熱と疲労に悩まされ続けた。過去7か月間、彼は複数の専門医に診てもらい、首のリンパ節を取り除き、CTスキャン(首/腹部)やMRIで炎症プロセスを評価した。彼は疲労感を抱え、以前の自分を取り戻せずにいた。過去1年で体重は20ポンド(約9キロ)落ちたが、身長は伸び、食事もそこそこ続けていた…』」

「ノア君の体重は69ポンド(約31キロ)、炎症マーカーは高いままでした。2019年5月21日の小児胃腸科診察では、『自己免疫または炎症プロセス』が検討されました」

「2020年9月29日の午後、ノア君の左足が突然麻痺しました。母親が急いで彼を救急室に連れて行きましたが、その途中で顔と舌も麻痺しました。救急室に到着するとノア君は嘔吐し、午後6時までには完全に反応を失いました。デューク大学医療病院に搬送されると、状態は急激に悪化しました」

「2020年9月30日、ノア君はほぼ完全に脳死状態に陥りました。2020年10月8日、人工呼吸器を外された4時間後に、彼は13歳でこの世を去りました」

「フォーリー家の訴訟によると、ノア君の死因は2018年に受けたガーダシルワクチンによる自己免疫/自己炎症調節異常による脳炎とされています」

「ケリーさんは、『私たちの信仰は揺るがない。ノアを失ったことで家族が痛みを抱えても、彼の死を無駄にはしません』と力強く語りました。『私たちは彼のために戦い、メルク社に対して公正を求めます』。フォーリー家は、ガーダシルが深刻な副作用を引き起こす可能性について事前に警告されていれば、息子のワクチン接種に同意しなかったと述べています」

Noah Foley, a 13-year-old boy, died after a two-year battle following the Gardasil HPV vaccine. (Source: Noah Foley's family)
ノア・フォーリー君(13)は、ガーダシル(子宮頚がん予防ワクチン)接種後、2年間の闘病の末に亡くなった(提供:ノア・フォーリー君の家族)

21歳女性がガーダシル接種後に不整脈で死亡

同じくWisner Baum法律事務所の法的文書には、ある21歳女性の症例も紹介されています。

「2008年6月23日、バード大学の学生であったクリスティーナ・ターセルさんは、ニューヨークの自宅で突如としてこの世を去りました。彼女は健康そのもので、高校時代はソフトボール、大学ではテニスを楽しむなど、スポーツ万能の若者でした」

「死因は特定できず、ターセル家はクリスティーナさんの突然死の謎を解明するため、免疫学、心臓病学、電気生理学の分野で世界トップクラスの専門家を集めて調査を進めました」

「その結果、クリスティーナさんの死は、彼女が接種したHPVワクチン「ガーダシル」に対する自己免疫反応による不整脈が原因であると判明しました」

「メルク&カンパニーはガーダシルを子宮頸がん予防の効果的な手段として若い女性に推奨し、CDCも3回の接種を推奨していました」

「ガーダシル接種後、クリスティーナさんは不整脈に悩まされ、3回目の接種後には悲劇が訪れました」

「母のエミリーさんは、娘の不幸な死に対し、保健福祉省を相手取って法的措置を起こすことに決めました。ガーダシルの被害者は、メルク社に対して訴訟を起こす前に、ワクチン健康被害補償プログラム(VICP)に請求を提出する必要があります」

「2018年4月2日、ターセル家の長年にわたる法廷闘争の末、VICPの専門委員はクリスティーナさんの死がガーダシルによる心不整脈であると裁定しました。判決は、『ターセル家の法律チームがHPVワクチンと不整脈の間に因果関係があるという明確な証拠を提出した』と認めました。

「エミリーさんは、VICPに訴えを起こした多くのガーダシル被害者遺族の一人です。2023年1月時点で、HPVワクチン接種後の21件の死亡と777件の負傷に関する合計798件の補償請求がVICPに提出されており、そのうち167件が受理されました」

セラピストでもあるエミリーさんは、2020年に次のように証言しています。

「8年におよぶ法廷闘争の末、専門家は彼女の死がワクチンによるものであると判断し、政府はガーダシルが原因であることを認めました」

調査が必要な死因の可能性

自己免疫

ノア・フォーリー君の症例やジャーナルに報告された2件の死亡事例に見られるように、障害の共通のメカニズムは自己免疫でした。

ガーダシルとこれらの症例の因果関係を否定する主な理由の一つは、パターンの観察(シグナル検出)の不足です。しかし、自己免疫疾患は遺伝的要因と環境要因の相互作用に依存し、非常に多様な臨床プロファイルを持っています。攻撃される臓器、遺伝的背景、および素因によって、患者は極めて多様な臨床的特徴を示します。

2019年に学術誌Pathobiologyで発表された研究では、HPVワクチンに使用されるタンパク質が多くの人間のタンパク質とオーバーラップ(重複)していることが観察されました。

2011年には、研究者がガーダシルに関連した心臓に関する問題の背後にある潜在的なメカニズムを示しました。

その論文では、ウイルスの保護シェル、いわゆる「カプシド」タンパク質に、人間のタンパク質に見られる配列と同一の、「ペンタマー」として知られる5つのアミノ酸からなる34のペプチドが存在することが明らかにされました。

34のウイルスペプチドのうち特に9つは、「チチン」と呼ばれる人間のタンパク質に存在します。チチンの変化は、QT短縮症候群、不整脈性心疾患、心血管疾患、心不全、および突然の心臓死に関連しています。

これは、HPVワクチンを接種した人々が生成した抗体がHPVだけでなく、チチンを含む私たち自身のタンパク質にも結合し、その構造を変える可能性があることを意味します。チチンの構造を変えることは、重大な心臓問題を引き起こす可能性があります。

次回の記事では、ガーダシルに関連する障害の証拠について、メカニズムをより詳細に分析していきます。

血栓

2009年のJAMA研究では、HPVワクチン接種後に静脈血栓塞栓症(血栓)の発生率に異常な増加(4~6倍)が見られました。

FDAおよびCDCの著者らは、「6~17歳のPRRは4.8(P値= .04)、18~29歳のPRRは6.7(P値= .006)で、これらの年齢層はシグナル検出のスクリーニング基準を満たしています」と述べています。

比例報告比(PRR)は、特定の薬剤に関連する特定の有害事象に対する自発的報告の割合を、すべてまたはいくつかの他の薬剤の対応する割合で割ったものです。PRRが1を超える場合、有害事象が薬剤によって引き起こされる「副作用」と見なされる可能性があります。

静脈血栓塞栓症(血栓)の報告31件中30件(97%)が4価HPVワクチン接種と関連していました。4価HPVワクチン接種後に静脈血栓塞栓症が報告された個人の年齢中央値は20歳で、4価HPVワクチン接種と血栓形成イベントの間の期間中央値は23日でした。

肺塞栓症はHPVワクチン後の死亡例を説明する可能性のある潜在的に命に関わる状態であるため、これは非常に懸念されるシグナルです。

ガーダシル:安全性評価が不十分なワクチン

ガーダシルの添付文書は、前臨床の安全性評価に関する情報が不足していることが指摘されています。欧州医薬品庁の報告によれば、「AAHSは過去にメルク社の複数のワクチンで使用され、その安全性は既に確認されているため、AAHSのみの毒性試験は実施されていません」とのことです。

健康な人々への投与を目的とするガーダシルワクチンは、使用承認前に厳格な安全性評価を経るべきです。FDAとCDCはガーダシルが原因として疑われる32件の若い女性の死亡事例を報告しており、コクラン・レビューはHPVワクチン群の死亡率の上昇を指摘しています。

また、ガーダシルワクチンに関連する致命的な自己免疫性血管炎が死因として示唆される詳細な医療記録や検死報告が査読済み論文で公表されています。さらに、ガーダシルに関連する少なくとも2件の係争中の訴訟が記録されています。

これらの事例に対しては、さらに慎重な調査が求められ、ガーダシルワクチン接種後の死因について、全ての商連に関して徹底的な調査を実施すべきです。

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エポックタイムズのシニアメディカルコラムニスト。中国の北京大学で感染症を専攻し、医学博士と感染症学の博士号を取得。2010年から2017年まで、スイスの製薬大手ノバルティスファーマで上級医科学専門家および医薬品安全性監視のトップを務めた。その間4度の企業賞を受賞している。ウイルス学、免疫学、腫瘍学、神経学、眼科学での前臨床研究の経験を持ち、感染症や内科での臨床経験を持つ。