THE EPOCH TIMES

ねつ造された世界観 あなたの考えにも影響が?

2018年07月18日 07時00分

メディアやネットの発達により、一瞬にして世界の政治情勢やトレンドが把握できる時代。この情報網から得られる知識が、私たちの世界観を形成している。しかし、これらの情報が意図的に操作されているとしたら…?水面下で行われる、恐るべきソフト・パワーの正体とはー。

国家レベルでのソフト・パワーの代表的な例は、ロシアのインターネット・リサーチ・エージェンシーが米大統領選に関する書き込みを拡散し、意図的に有権者たちをミスリードしていたとされる事件がある。また、中国政府に雇われたプロパガンダ要員が、ネットへの一投稿につき50セントの報酬で、中国共産党を擁護し、反米・反日の世論をあおっていたことも記憶に新しい。

しかし、これらの心理戦は、何も国家レベルに限られたことではない。一般的な利益集団、反社会組織、政治団体が「心理戦のプロ」を雇い、現代のメディアやネットを動かしているのが現状だ。習慣、制度、システム、社会のリーダーたちを、市民がどのように「理解するのか」。一般市民の心理に、ひっそりと、しかし強く働きかけるのは、彼らである。外国がある国家を侵略しようと思えば、その市民の「心と精神」を侵略すればよいと言われている。戦争するまでもなく、まさにソフト・パワーによってその国家を略奪できるのだ。

(Pixabay)

社会を分断させるのも、ソフト・パワーのなせる業(わざ)である。利益集団は、あるシンボリックなロゴや旗を作ったり、衝撃的な事件をでっち上げたりして、市民の注目を集める。これらの事件や運動が、深刻な社会現象であると印象付けるためだ。

もちろん、この印象付けをするのは、利益集団から高額な報酬を得ているメディアやコメンテーターたちである。メディアが報道すれば、その社会問題はさらに強調され、ネットによってその問題が市民の間に広がっていく。一部の政治家がその社会問題を吸い上げ、法案の可決に動くという仕組みだ。

これは、テロ組織にも使われているやり方である。まずプロパガンダを広め、市民の間に分断や憎しみをあおる。テロ組織がそのプロパガンダに乗じて行動すると、一部の市民はもちろん反発する。しかし、テロ組織は「差別だ」「偏見だ」と攻撃し、反発する声を黙らせる。ポリティカル・コレクトネス(政治的に正しい言葉遣い)を武器に、自分たちのアジェンダを推し進め、達成していくのだ。

(Pixabay)
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