【季節のテーブル】12月の花札「桐に鳳凰」

2007年12月06日 15時31分
 【大紀元日本12月6日】雨降って地固まるの喩えは、すぐれた神話的思考の名残です。11月の花札は「雨」札でした。雨札の後に12月の桐札がきます。桐は鳳凰の止まり木なので、セットの図柄になっています。

 世界各地に洪水伝説が、広く流布されています。ノアの方舟に、人類と生き物の種子が保管されました。洪水が去った後、固められた大地に降り立って新人類期がはじまります。洪水を起こした大量の水は、どこからやってきたのでしょう? 

 それは地球の周囲からやってきました。太古の地球はある時期、全体が濃霧に覆われていました。すっぽり覆っていた濃霧は、現在の海や川の水よりも濃密な空気でした。その中に方舟=鳳凰が浮かんで、大地が固められるのを待機しています。世界各地に残る「霧の国」の伝説は、人類の記憶の名残です。濃霧が次第に凝縮すると洪水となって地球を覆い尽し、今日の空気を分離しました。

 濃霧がもたらした洪水が引き、天の水と地の水が分けられた印として虹が出現しました。地球に虹が出現したのは洪水伝説以降です。この虹の止まり木(天の鳥居)を渡って、ノアの方舟=鳳凰が次第に姿を現し、地球の大地に着地します。鳳凰は火の鳥=不死鳥として、水のイニシエーションから復活した永遠の生命のシンボルとなりました。それは人類の未来のイブとアダムの姿です。

 鳳凰はオスが鳳、メスが凰の番(つがい)の聖鳥といわれます。鳳凰のように火と水が番となって天の鳥居=虹の門を潜る時、人類の身体は虹のように輝くことになるでしょう。12月の花札は、それを予告する時の声です。桐灰から復活するのはクリスマスのキリストであり、未来の私たちなのです。

(洸)

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