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ハーバー首相(大紀元)

カナダ下院総選挙:人権外交重視の保守党政権、第一党維持

 【大紀元日本10月17日】10月14日現地時間夜、カナダの下院選挙の結果が公表された。与党保守党の支持率は持続的に上昇、308議席のうち143議席を獲得し、ハーバー党首が首相を続投する。

 今回の下院選挙で、保守党は前回より17議席増やした。最大野党の自由党は76議席を獲得、前回より20議席少ない。ケベック党は50議席、新民主党は37議席、無所属派は2議席を獲得した。

 選挙戦では、ハーバー首相自ら、カナダ全域を遊説した。その一方、最大野党自由党の議席数は大幅に減少。緑党は議席を獲得できなかった。

 選挙結果が判明した後、ハーバー首相は、新政権は野党と協力して、国民が最も関心を寄せている経済問題に取り組むと表明し、国際社会において、引き続きカナダの民主の価値観を推奨する、と示した。

 自由党のディアン党首も、特に経済の分野において新政権に協力する姿勢を示した。

 最新の調査によると、世界の金融市場が不安定な状態で、いかに自国経済の発展を保つことは、カナダ人最大の関心事である。保守党が推進している「適度で、負担できる」経済政策は経済が低迷する時期において、一般家庭に最も恩恵をもたらしている。

 また、ハーバー首相は選挙中、対中国政策について、これまでの人権と貿易をともに重視する方針を引き続き堅持すると強調、中国当局に対し、経済だけではなく、政治と人権の共同発展をも期待していると表した。

 2006年年初、ハーバー政権は発足後、中国当局と在外の中国人について、一線を引いて異なる対策を講じてきた。同年6月22日、ハーバー首相は議会で華人に対し、カナダ政府が過去の華人差別の政策に遺憾の意を表した。その行動は、カナダ在住の華人の好感を得たとみられる。

 同時に、ハーバー政権は中国当局の人権状況も批判し続けている。今年の北京五輪の式典には、ハーバー首相はいち早く参加しないことを表明した。

 保守党は2003年12月、カナダ連盟および進歩保守党が合併して成立した政党。低課税、小さな政府、強硬手段による犯罪の取り締まり、同性婚と風俗産業の合法化に反対するなどの政策を推進している。

 ハーバー首相は1959年4月、中産階級の家庭で生まれ、カルガリー大学で経済学の修士課程を卒業した優れた経済学者でもある。

 

 
(翻訳編集・叶子)


 (08/10/17 08:06)  





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