10歳の主人を守るため、犬がオオカミに対抗する

カナダのトロントに住む10歳の女の子が、の散歩中にコヨーテ(小型のオオカミ)に遭遇し、愛犬は主人を守るためにコヨーテと戦いました。女の子は無事に逃げることに成功しましたが、愛犬はコヨーテに何度も噛まれたため、集中治療室で治療を受け入院しました。愛犬が主人を守ったニュースは地元で広まり、主人を救った犬は英雄と称えられました。

7月20日の朝、リリー・クワンちゃんという10歳の女の子が、6歳になるヨークシャテリアのメイシーを連れて家の近くに散歩しに行きました。

散歩の途中、1匹のコヨーテが女の子に接近しました。リリーちゃんは、フェイスブックでコヨーテに襲われた子供のニュースを思い出し、自分が次の犠牲者になってしまうと恐れて、叫びながら逃げ回りました。恐怖のあまり、彼女は犬を繋いだリードを放してしまいました。

隣人宅の監視カメラが撮影した映像に、その様子が映されていました。リリーちゃんは道路に沿って走り、近くの家のチャイムを鳴らしましたが、最初は誰も出てくれませんでした。その一方で、愛犬のメイシーはリリーちゃんを守るためにコヨーテと戦い、途中で何度もコヨーテに噛まれていました。

リリー・クワンちゃんはカナダテレビ局(CTV)に対して、「メイシーはとても勇敢な犬です。この子を愛しています。メイシーはコヨーテと戦って、私を守ってくれました」

この事件が発生している時、リリーちゃんの母親は仕事に向かおうとしていました。愛犬のメイシーが自分の娘を守ったことについて、母親は特に意外だとは思いませんでした。
「メイシーは、何でもしてくれています。娘を守ってくれたことについても、想定内の出来事でした」と話しました。

この事件で、メイシーはコヨーテに何度も噛まれてしまい、身体に8か所の大きな傷口ができてしまいました。メイシーはすぐさま動物病院に搬送されましたが、1か所の傷が感染したため高熱を出し、集中治療室に入りました。

複数の傷を負いましたが、メイシーはいずれ回復する見込みだということです。

リリー・クワンちゃんの家族は、現在「GoFundMe」サイトで募金をつのり、メイシーの治療費を集めています。

(責任編集:茉莉)