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09年10大ネットニュース(写真ネットより)

09年中国十大ネット事件=民間版

 【大紀元日本1月3日】年の瀬に、中国の政府報道機関や民営メディアの多くは、10大ニュースを選出するが、中国の新鋭文化ネット上に設けられたある掲示板も独自で「2009年中国10大ネット事件」を選出した。ネット管理者がミニブログでネットユーザーに投票を呼びかけ、わずか数時間で800人ほどの投票を獲得、いずれも代表的な事件だった。しかし、直ちに当局から削除を命じられた。

 同掲示板が公表した10大ネット事件は次の通り

 1.当局により「インターネットの低俗内容を整備する運動」 

 2.国営中央テレビ局ビルの火事に、ネットユーザが大喜び。

 3.架空の動物「草泥馬」がネット上で人気殺到。「草泥馬」(ツァオニーマー)はシマウマやアルパカの姿で作られた架空の動物。英語で「fuck your mother」という意味がある中国語をまるで動物の名前であるかのように同音の漢字を当てたもの。09年2月9日に中央テレビ局ビルの火災が起こった際に、同テレビ局の捏造報道に不満のネットユーサーが火災の画像を元に、「草泥馬」がビルを襲っているコラージュ画像を作ったことをきっかけに大流行となった。

 4.Twitter、Youtubeの封鎖

 5.ブログへの書き込みで市民が逮捕

 6.検閲ソフト「グリーン・ダム」搭載の失敗

 7.中国語版Facebookアプリ開心農場(Happy Harvest)がホットに

 8.新疆自治区のネットアクセスが数カ月中断

 9.オバマ大統領が中国のネット検閲制度について語る

 10.ミニブログが流行、中国版Twitter「飯否」が使用中止

 同掲示板の管理者によると、選出結果は多くのネットユーザーたちの支持を受けたが、政府関係部門は、プロバイダーを通して削除を命じた。理由説明はなかったという。選出されたものは、当局にとっては敏感な内容が多くあることが原因ではないかと同管理者は語っている。

 当局の削除命令について、ブログライターの陳さんは「中央テレビ局火災のような内容は、直接的にも間接的にも当局の失態を指摘しているので、当局のメンツに関わる」と話す。

 昨年末に、中国の国営と民間のメディアは競って、「09年100名華人インテリ」や「09年最も心を揺るがせた言葉」や「09年度の漢字」など各種の選出を行った。例年と異なり、昨年は国営メディアもホットな話題を回避できなくなった。

 専門家は新しいメディアの力量はすでに民間でそれなりの役割を果たすだけではなく、官営の従来のメディアにも浸透しており、無視できない影響力になりつつあると見ている。

(翻訳編集・小林)


 (10/01/03 08:48)  





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