サイクロンで70人死亡・ベンガル湾で甚大な被害

【大紀元日本9月24日】ニューデリーからの情報によると、19日から20日にかけてベンガル湾地区を襲った大型サイクロンの影響で、インド南部及びバングラデシュですでに70人が死亡、数千人が行方不明になっている。

インド政府の報道によると、21日までに、アンドラプラデシュ州で少なくとも54人が死亡し、十万戸の住宅が破壊され、800人が行方不明。死者の大半は洪水の中の電線による感電死、あるいは建物の崩壊による圧死が原因と見られている。また、バングラデシュ地元メディアの報道では、3500人の安否が確認できず、200隻の漁船が行方不明だという。

長時間の強風暴雨をもたらした今回の低気圧熱帯暴風は、18日からベンガル湾を襲撃し、被害は依然として続いている。ベンガル湾では毎年9月から10月にかけてサイクロンあるいは竜巻が発生し、インド東部沿海及びバングラデシュに多大な被害をもたらしている。過去には1991年、竜巻のためにバングラデシュで14万人が死亡している。

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