黒竜江省、虎の肉が食卓に

【大紀元日本9月3日】中国黒龍江省海林市では、料理屋で国家保護動物東北虎の料理「山猫菜」が食卓に上ったという。1皿の値段は800元(日本円約1万1千円)で、物珍しさに注文する客は少なくないという。

海林市横道河子鎮近くの301号国道沿いで、数多くの料理屋が虎肉を販売している、みな正真正銘の東北虎肉と称している。ある料理屋のオーナーによれば、虎肉100gの売価は約700元(日本円約1万円)で、仕入先は近くにある東北虎繁殖飼育基地の「横道河子東北虎林園」という。もう1人の業者は「飼育基地に裏関係すらあれば、格安の100元/100gで入手できる」と明かした。

しかし、虎肉を食べた客の話では、臭みがあって、あまり美味しくないという。

話題の虎肉について、現地では色んな説が飛び交っている。「料理屋の虎肉は全部偽物で、虎のオシッコに漬け込んだ牛肉」との噂もあるが、海林市の虎福楼飯庄という料理屋は、法律の罰則を恐れずに、堂々と東北虎の本物の肉を売っていると宣言した。

東北農業大学生命科学院と動物科学院の専門家らは、国家保護動物の東北虎が人間に食べられたことに、動揺を隠し切れない。同大学には東北虎のDNA情報が保存されてないため、市販の虎肉は本物であるかどうかは、判断が難しいという。

ちなみに、中国当局の刑法と野生動物保護法の規定によれば、これらの東北虎を捕獲、食肉処理、販売する関係者には5年以上10年以下の禁固刑が罰せられるはず、それでも公然と東北虎の肉を販売していると称する業者がいるのが不思議でならない。

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