米グーグル:「台湾、中国の1省」標示を削除

【大紀元日本10月15日】検索エンジン・グーグル(Google)は地図サービスで台湾を中国の1省と標示したため、台湾外交部と華僑社会の強烈な反発を受けた。各界の非難に直面し、米国シリコン・バレーにあるグーグル本部は、「台湾、中国の1省」との文字標示を削除し、台湾地図に英文字で「Taiwan」だけの標示とした。中央社が伝えた。

今回、グーグルは、地図サービスで台湾一箇所の標示説明を削除したのみではなく、全面的に左側に標示されていたあらゆる地名を削除して地図を大きく拡大し、ユーザに地理位置がはっきり見えるようにした。

グーグル国際部スポークスマンは「地図サービスは純米国製品で、米国では道を探すだけのものであり、このサービスがただ地理位置を表すのが目的であるならば、論争のある文字説明は削除すべきである。これはグーグルの製品改善のやり方でもある」と述べた。

グーグルが『台湾、中国の1省』と文字標示をした後、台湾外交部および立法機関の抗議を引き起こした。駐サンフランシスコ台北経済文化事務所は先週特別にグーグルに手紙を出して台湾政府がこのことについて強い関心を寄せる立場を表明した。また、サンフランシスコ地区で最も影響力を持つ「サンホゼ・マーキュリー・ニューズ」紙は商業版第1面に「台湾、グーグルに陳謝を要求」を見出しに注目を集めた。

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