脱北者たちの大遠征

【大紀元日本11月22日】2003年中国烟台でボートに乗って韓国に脱出しようとした脱北者40人余りが逮捕されて北朝鮮に強制送還されたなかで、その中の「オックス母娘」が再度北朝鮮脱出に成功した。韓国行を要請したプロセスの中に、脱北者たちの入韓経路に対する関心が高くなっている。最近の脱北者たちは、大部分が韓国に既に入韓した家族の助けを借りて入韓する。南韓に家族のいない脱北者は 、NGOの助けを借りるとか、ブローカーに金で依頼する方式、あるいは自ら数万里の道を歩いて第3国を通じて入韓する。

ソウル市ヤンチョン区に居住する脱北者ゾン・グオックフィ(仮名、2004年入韓)さんは、「家族のことを考え眠れない時が多い。機会があったら家族皆を韓国に連れて来たい」と強い意志を見せた。現在チョン氏は政府補助金とアルバイトで稼いだ金を蓄えて、一月に一度、北朝鮮にいる家族に送金をしている。チョン氏は、「家族と一緒に南韓に住みたいという希望をもって、一 日 一 日を一生懸命に生きている」と述べた。

2003年統一研究員が 870人の脱北者を対象にアンケート調査をした結果、 65%が「定着金を家族に送金するか、入韓させることに最優先に使う」と回答した。脱北者の定着教育施設である「ハナウォン」を出所するやいなや、脱北者たちは中朝国境地域の華僑、朝鮮族たちを通じて家族と連絡を試みる。

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