国連の対アフリカ南部食糧支援で、飢餓を順調に回避

【大紀元日本12月21日】米国際開発局(USAID)と国連世界食糧計画機構(WFP)は20日、アフリカ南部への食糧支援によって飢餓が順調に回避されたと発表した。VOAが伝えた。

報道によると、米国と国連の食糧支援は順調に行われ、これまで米国は既に2億8,000万ドル相当、37万トンの食糧を支援、推定1,250万人を飢餓から救ったという。

食糧支援を受けたのは、マラウィ、ジンバブエ、レソト、ザンビア、モザンビーク、スワジランドのアフリカ南部6カ国。この中でも、マラウィとジンバブエの情況が最も深刻であり、推定1,000万人が食糧を必要としていた。飢餓の原因は、長期の飢饉、慢性的貧困、政局の混乱、HIV、 AIDSの流行とされている。

米国際開発当局のマイケル・ヘス氏は、南アフリカの飢餓は、今年は回避できたものの、依然として食糧事情は不安定で悪く、継続した監視が必要だという。

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