ES細胞存在せず、中間調査報告を発表

【大紀元日本12月30日】韓国ソウル大学黄禹錫(ファン・ウソク)科学研究グループの胚(はい)性幹細胞ES細胞)研究疑惑を調査する同大学調査委員会は29日、患者の体細胞を基にしたヒトクローン胚から作ったES細胞は存在しなかったとの中間報告を発表。中央社が伝えた。

韓国「聨合新聞通信社」によると、黄教授は今年、米科学誌サイエンスで、ヒトクローン胚からES幹細胞の作成に成功したとの論文を発表した。しかし、同調査委員会は、黄教授が冷凍保管した患者のヒトクローン胚から作成された5個のES細胞を含む計8個の細胞株をDNA検査した結果、すべてが患者の細胞と一致しないことが判明。これらの細胞は共同研究者が率いる病院に保管された受精卵(体外受精)由来のES細胞であることが明らかとなった。

同調査委員会は、黄教授は2004年発表した論文のもととなる幹細胞DNAの分析結果、奇形腫瘍の形成およびクローン犬「スヌピー」についての検査結果も提出していないという。

同調査委員会は、黄教授が「源泉(基本キー)技術」と称するES細胞を作成する技術を保有していることについて、外部専門家達の意見を募りまとめてから、最終調査結果を発表する際にコメントすると示した。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明