カナダの人権裁判、法輪功学習者が勝訴

【大紀元日本1月28日】カナダのオンタリオ人権法廷は1月18日、オタワの華僑老人聯合会(Ottawa Senior Chinese Culture Association下略、老人会)が、法輪功学習者である会員を強制退会させるなどの差別行為は、人権関連法規を著しく違反したとし、原告に1万8千カナダドルの傷害賠償を支払うことを命じた。オンタリオ人権委員会(Ontario Human Rights Commission)は1月25日この案件に関する公告を発表し、判決を歓迎する姿勢を示し、カナダ国内の主流メディアもこの人権訴訟案を非常に注目している。

黄代明さん(73歳女性)は2001年12月29日、老人会の新年パーティに参加し、中国大使館の総領事もその席にいた。総領事が帰ったあと、老人会の理事は「黄明代さんが法輪功を修練しているため、老人会から退けさせる」と一方的に公表し、本人の意見を聞こうとしなかった。その後、黄さんは、再三にわたり老人会との意見交流を試みたが、まったく取り合ってもらえなかった。そのため2002年3月、黄さんはオンタリオ人権委員会に老人会を提訴した。それでも被告は法廷外調停を拒み続け、2005年11月15日、黄さんと同人権委員会は原告として、人権法廷に訴状を提出した。

人権法廷は1月18日、「被告の老人会は組織として法輪功を反対する署名運動を起し、黄さんを排除、孤立されるなど宗教差別を実施したことは、人権関連法規に違反した」と認定、原告の黄さんが重い精神的な苦痛を受け、尊厳も著しく損害されたと判断し、被告側に1万8千カナダドルの傷害賠償を支払うよう判決を下し、さらに老人会に対し、これから法輪功学習者を無条件に受け入れることや、反宗教差別政策の実施などを命じ、期限付けで改善した新憲章をオンタリオ人権委員会に提出することを義務付けた。

本案件の証人で、モントリオールの東アジア研究所の主任デヴィッド・オンビ教授は「法輪功は『真、善、忍』を中心準則とし、道徳レベルを向上させることは真髄である」と説明し、複数の人権団体の報告を引用、中共政権は国内で法輪功集団弾圧を展開していることを明かし、迫害の深刻性を証言した。また、同教授は、中共の迫害はすでに国際社会に延伸され、黄さんの遭遇はその一環であると指摘した。

オンタリオ人権委員会の公告は、カナダ主流メディアの関心を集め、グローブ・アンド・メール紙や、カナダテレビ(CTV)、カナダラジオテレビ放送局(CBC TV)、オタワ・サン紙などのメディアが相次ぎこの案件を報道し、信仰自由が守られたことを肯定した。

黄さんは「老人会の華僑も中共政権に騙され、利用されている真相を知らない被害者であり、海外にある多くの華人団体は、中共の憎しみを扇動する道具となっている」と心情を語り、真実を知った華僑は一致団結して、人類の道徳と良知を踏み躙る中共政権を排除するよう呼びかけた。

(記者・李剣と岳雷)
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