米国防07年予算、約52兆円を計上

【大紀元日本2月9日】米国防総省は6日、ブッシュ大統領が議会に出した会計年度2007年予算教書(06年10月~07年9月)のうち、国防予算の詳細を発表、4,393億ドル(約52兆円)を計上したことを明らかにした。前年比約5%増加。

調べによると、国防省当局は、国防費増額の理由に「テロとの戦い」を挙げ、無人偵察機の開発配備、特殊作戦部隊の創設、陸軍部隊の即応態勢改善などを視野に入れているという。2007年国防予算で、武器購入に充当する予算は842億ドル、研究開発にさらに732億ドルが計上された。

ブッシュ大統領はさらに2日、アフガニスタンイラク両面作戦の駐留米軍兵站作戦費用として1200億ドルを新たに計上、議会に要求した。06会計年度分として700億ドル、07会計年度分として500億ドルを補正予算として追加要求。ラムズフェルド国防長官は2日の記者会見で、「駐留米軍の撤退はイラク国内情勢、イラク軍治安部隊の能力向上にかかっている」と強調していることから、米軍の駐留期間はさらに延長されるものとみられる。

米国戦略計画センター予算研究主任、スティーブン・M・コサック氏によると、アフガニスタン・イラクの戦費は、2001年9月11日の同時テロ以降、アフガンに760億ドル、イラクに2,260億ドル、米本土警備に290億ドル、総額で3,310億ドルを支出しているという。2001年以来、アフガン・イラクの戦費は独立補正予算として要求されている。

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