元北京大学教授・焦国標氏が説く「日・台・韓の道」

【大紀元日本3月10日】私達のこの地球で、「大」は人とその他生物、「小」は人と人、「中」は国と国、を含め共存共栄すべきで、しかも共存共栄可能である。どうして共存共栄すべであるか、共存共栄できるかを論証するには、多弁を要する。例えば、農場の家畜は、飼育係と天寿まで共存共栄できるのか?明らかに不可能である。農場飼育係の生活は、家畜の犠牲の上に成り立っている。もし農場の家畜がみな農場主と一緒に楽しみ天寿を全うすると、農場主は利潤を喪失、生活の糧がなくなる。従って、共存共栄問題はとても複雑である。我々がここで極東の平和的な共存共栄について討論するには必ず、極東の国々が平和に共存共栄すべきか否か、平和に共存共栄することが可能かを乗り越えて、直接次ぎの問題の討論に入らなければならない。(1)理論上、極東の共存共栄はどのような様子であるべきか?或いは極東の共存共栄の理想的状態はどのような様子か?(2)現実上、極東のどのような現象が平和な共存共栄の理想に合わないのか?どのような原因がこの理想的でない結果を招いたのか?(3)どうやってこれらの状態を克服でき、ゆえに理論上達するべき平和な共存共栄状態に達することができるか? これらの問題について次に、それぞれ討論する。

極東の理想的共存共栄とはどんな状態か?

我々が極東共存共栄の問題について討論する時、我々は一つの前提を受け入れることを意味する。極東の共存共栄状況は現在まだ理想的ではなく、我々はその理想状態に向けて努力すべきであること。ならば何が極東共存共栄の理想状態なのか?この問題は簡単といえば簡単で、複雑と言えば複雑である。天国の人々の共存共栄状況がどのようなものであるのかわかっていれば、極東の共存共栄も同様なので、とても簡単である。しかし、天国の人々はいったいどのように共存共栄しているのか、誰が知っているのか?難しい。天国は遥かに遠すぎて、知ることができないから、実際我々は遠いのはさて置いて、近いところ、ユーラシア大陸の西端へ目を向けばすむ。西欧各国の共存共栄の様子が、極東各国の理想的共存共栄状態である。簡単にいうと、西欧各国の現在の共存共栄状態こそ、極東各国の理想的な共存共栄状態である。そしたら、西欧各国はどうのように共存共栄しているのか?西欧各国の共存共栄状態が、西欧の人々の共存共栄状態に反映される。では、西欧の人々はどのように共存共栄しているのか?それは他ならぬ民主、自由、平等、博愛である。人と人との関係が、同様に国と国との関係である。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか