法輪大法学会など、中国蘇家屯・秘密収容所の真相調査団結成、支援呼び掛ける

【大紀元日本4月7日】中国で迫害を受けている法輪功学習者の生体から臓器を摘出し、遺体を焼却し、証拠隠滅を図っている事件で、法輪大法学会と法輪功関連サイトの「明慧ネット」は4月4日、「中国蘇家屯秘密収容所ならびに法輪功が迫害されている真相を調査する連合委員会」を設立し、事件の本格的な調査団として国際社会に支援呼びかける公告を発表した。蘇家屯の事件の経緯から、中国共産党政権が「近いうちに、口止めの目的で大規模な虐殺を行う予定であることが、一部の手がかりによって導かれ、事態が差し迫り、多くの法輪功学習者および内情を知る民衆の命にかかわっていることに鑑み」と緊急性を訴え、「正義を支援する人々および善良な民衆」に同調査団の支援を広く呼び掛けている。

公告は以下のとおり。

2006年3月以降、中国共産党(中共)政権が遼寧省瀋陽市蘇家屯で秘密収容所を設立し、数千に上る法輪功学習者を拘禁し、私利をむさぼるため生体の臓器を摘出し、遺体を焼却する蛮行が、多くの証人によって証明され、中国で36箇所もの類似した収容所の存在が指摘されたことに鑑み、

迫害のために死亡した法輪功学習者の遺体の臓器が盗まれ、あるいは法輪功学習者の家族が、学習者が秘密裏に火葬された後に、得体の知れない遺骨を渡されたことが、多くの証人および学習者の家族によって証明されたことに鑑み、

法輪功が1999年7月20日から、中共による残虐な迫害を受け、中共の厳しい情報封鎖の下で、すでに2857名の法輪功学習者が虐殺された事実が確認されたことに鑑み、

法輪功学習者が残虐刑による拷問、精神中枢を破壊する薬物による迫害、そして広範にわたる性的虐待や強姦の案件が次々に確認され、法輪功学習者が逮捕された後に行方不明になる事件が絶えず起きていることに鑑み、

中共が7年間にわたって、法輪功学習者に対する迫害を極力封鎖し、否認している中で、天安門焼身自殺などの嘘をでっちあげ、民衆の憎しみを扇動し、さらには経済的な誘惑を通して、今回の迫害の中で、たくさんの人々を中共の言いなりにさせ、ひいては迫害に加担させたことに鑑み、

蘇家屯の秘密収容所が国際社会に暴かれたことから、法輪功学習者が6年間にわたって、多大な代価と引き換えに直接手に入れた迫害に関する資料は、中共が法輪功に対する迫害の真相の氷山の一角にすぎないことを証明した。今回の迫害の直接的な対象として、全面的な状況を確認し、ただちに迫害を制止するための、国際法輪功団体による中国大陸での調査の必要性に鑑み、中共が蘇家屯の秘密収容所の存在を否定し、国際社会が中国での調査を認めると声明したことに鑑み、

中共が近いうちに、口止めの目的で大規模な虐殺を行う予定であることが、一部の手がかりによって導かれ、事態が差し迫り、多くの法輪功学習者および内情を知る民衆の命にかかわっていることに鑑み、

中共の法輪功に対する迫害が、すでに各国の政府、団体および民衆の高度な関心を引き起こし、真相の究明および加害者に対する懲罰の呼び声がますます強く広がり、国際社会が責任をもって行動することを通して、全面的に事件の調査および加害者の追及に取り掛からねばならないことに鑑み、

われわれは、即日より「中国蘇家屯の秘密収容所ならびに法輪功が迫害されている真相を調査する連合委員会」を設立し、関係する国際組織、国家機構およびメディアが、われわれと連合調査団を発足し、中国において直接的でいかなる干渉をも受けない独立した調査と証拠の収集を行うように要求し、蘇家屯および他地区の秘密収容所ならびに法輪功に対する迫害の真相を全面的に調査するよう招請する。

ここにおいて、法輪大法学会および明慧ネットは、当連合調査委員会の発起者として、正義を支援する人々および善良な民衆が、本調査団を声援し、できるだけ早く迫害の真相が明らかになるよう、そしてこの7年間も続いた残虐な迫害が終結するよう呼びかける。

中国蘇家屯の秘密収容所および法輪功が迫害されている真相を調査する連合委員会

2006年4月4日
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