中国の貧困人口、1億人強

【大紀元日本5月22日】中国扶貧開発協会副会長・田瑞璋氏によると、中国の現在における農村貧困人口は2300万人、辺地諸所に5000万人、都市部民工(都市部への出稼ぎ労働者)が2800万人で、総計1億人が貧困最低線にあるという。中央社が伝えた。

田副会長は、天津市で開かれた「第一回中国貧困地区持続発展戦略シンポジウム」で、もし国連と国際通貨基金が明示する貧困最低線、「1人につき1日1米ドル以下での生活」を適用すると、中国の貧困人口は近い将来2億人を突破し、中国の貧困援助はますます深刻かつ重要になると発表した。

田副会長によると、中国農村部貧困人口2300万人は、主に自然条件と環境が比較的劣悪な地区に分布しており、同地区の住民の能力は相対的に低いという。また、中国では地区ごとの差が加速しており、特に都市部と農村部、東部と西部に貧富の格差が見られるという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。