インドネシア・ジャワ島でM6・2地震、死者1325人、数千人負傷

【大紀元日本5月27日】27日午前5時54分(日本時間同7時54分)ごろ、インドネシアジャワ島中部ジョクジャカルタ付近で、マグニチュード(M)6・2の強い地震があった。日本時間午後4時ごろの最新情報によると、1325人が死亡、数千人が負傷したという。

ロイター通信によると、現地政府関係者は、すでに1352人の死亡者が発見されたと伝えた。AP通信によると、インドネシア赤十字は、死者数を443人と発表した。病院に死傷者が殺到した。ビルや家屋に大きな損害が出ており、電気や通信も不安定になっている。現地にいた国際NGOの災害担当スタッフは「激しい揺れでベッドから投げ出された。ホテルの部屋の壁からはコンクリートの塊が落下していた」と語り、「市民はこれまで経験した最も大きな地震だと話している」という。

米地質調査所によると、震源はインドネシア首都ジャカルタの東から250マイルにあるジョグジャカルタ市の南西25キロの海底で、地震の規模はマグニチュード6・2。地震は早朝起きたため、睡眠中の住民から多くの死傷を出した。地震後、津波のうわさが一時的に広まり、パニックになったが、日本気象庁の発表によると、津波の心配はないという。

最近数週間、近くのムラピ火山は大規模な火砕流が発生しているが、今回の地震で、火山活動はさらに活発化したようだ。

共同通信によると、 ジャカルタの日本大使館は、ジョクジャカルタ周辺には91人の在留邦人がいるが、死傷者が出たとの情報はないという。日本の外務省海外邦人安全課によると、日本時間の27日午前11時半までに、日本人に死傷者が出たとの情報は入っていない。

インドネシア国営ガルーダ航空によれば、ジョクジャカルタの空港は現在閉鎖されている。

2004年12月26日には、インドネシア・スマトラ島沖で、マグニチュード9・1の地震で津波が発生、アチェ州で13万人以上が死亡した。

関連記事
[ジャカルタ 18日 ロイター] - インドネシア議会は首都をジャカルタからボルネオ島のカリマンタンに移転する法案を可決した。スハルソ国家開発企画庁長官が18日明らかにした。 議会で「新首都は中心的な機能を持ち、国家のアイデンティティーの象徴であると同時に、新たな経済活動の中心になる」と述べた。 スハルソ氏は17日、新首都の名前は「ヌサンタラ」になると発表した。ジョコ大統領が選んだもので、「群島」
インドネシア最大の女性団体の1つであるDharma Wanita Persatuan(DWP)は、22年間にわたりケムハンと呼ばれる国防省に関連する支部を維持してきた。
[ジャカルタ 9日 ロイター] - インドネシア政府は9日、石炭輸出停止措置について石炭および関連業界との会合を再び開いた。業界関係者によると、政府側は国内発電所への石炭輸送上の問題を取り上げ、禁輸解除の決定には至らなかった。 インドネシアは、国営発電所の石炭在庫が危険な水準まで減少したとして、今月1日から石炭の輸出を停止。石炭相場は上昇した。 石炭業界団体の幹部によると、9日の会合では発電所に
[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシアのルフット海事・投資担当調整相は、石炭の輸出禁止の原因となった電力の非常事態は終了したが、この分野の政策について7日も協議を続け、同日中に結論を出すと述べた。 CNBCインドネシアが伝えた。 インドネシアは、国営発電所の石炭在庫が危険な水準まで減少したとして、今月1日から石炭の輸出を停止している。
インドネシアのエネルギー・鉱物資源省は1日、国内発電所の石炭供給不足により、1日から31日までの1カ月間に石炭の輸出を禁止することを発表した。インドネシアの石炭輸出に依存している中国に対する影響が懸念されている。