インドネシアの女性グループが国防において重要な役割を果たす

2022/01/11
更新: 2022/01/11

インドネシア最大の女性団体の1つであるDharma Wanita Persatuan(DWP)は、22年間にわたりケムハンと呼ばれる国防省に関連する支部を維持してきた。 

この間、献血やパンデミックに対する注意喚起などの市民活動や、中小企業に従事するインドネシア人女性のモラルとメンタルヘルスをサポートすることでインドネシアの国民を支えてきた。 

国防省のDWPアドバイザーであるメティ・M・ヘリンドラ(Metty M. Herindra)氏は、2021年12月7日に開催された同支部の記念行事で、ビジネスで活躍する女性をターゲットにすることにより「家族や周囲のコミュニティに利益をもたらし、祝福を与えることができる」と述べた。 

インドネシアの観光創造経済大臣であるサンディアガ・ウノ氏は基調講演で、新型コロナウイルス( COVID -19 )のパンデミック(世界的大流行)から約2年が経過し、生活や雇用の機会が失われ、精神衛生上の問題が増加したと述べた。また、多くの女性が在宅勤務や起業を余儀なくされている。「そのため現在の状況下でのメンタルヘルスは非常に重要であると言える」と付け加えた。 

イベントの講演者であるDWPケムハンは、メンタルヘルスを維持することについて女性を教育し、デジタル経済で必要な調整に焦点を当てると述べている。 

同支部は、2021年8月中旬に「パンデミック期における国の防衛」と題したウェビナーを開催し、コミュニティサービスへの取り組みを示した。さらに、セミナーがインドネシア全土の他支部からも視聴されたことをケムハンが報告した。 

ヘリンドラ氏はウェビナーの中で、「新型コロナウイルス感染症( COVID -19 )の拡大を防ぐために、関係者全員が戦闘力を強化すること」の重要性を強調した。また、健康プロトコルの実施は「国を守ることの反映」として行う必要があると付け加えた。 

彼女はDWPケムハンのメンバーに5つの対策として、国を守る姿勢と価値観を示す、健康プロトコルを厳守して規律を守る、地域社会にワクチン接種を呼びかける役割を積極的に果たす、前向きで健康的な思考を持つ、健康的なライフスタイルを送る、という概説した。 

2020年にDWPケムハンがジャカルタのGatot Soebroto Army Central Hospital(写真)と共同で行った献血活動は、国防の使命も担っていた。同病院は、ケムハン関係者の中から献血者を募り、病院と防衛省の関係を強化し、血液供給を増やしたと報告した。 

DWPケムハンは、1999年に全国協会Dharma Wanita PersatuanまたはWomen’s Unity Truthの支部として発足した。1974年に政府職員の妻のための組織として設立されたDharma Wanitaから派生し、1998年の改革で政治的に中立となり、「Persatuan」(団結の意)が名称に加わった。

Indo-Pacific Defence Forum
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