四川省:ブタ感染症再発生、死亡者31人、香港でも確認
【大紀元日本7月31日】中国衛生部は28日、四川省資陽市で6月下旬から同日正午までにすでに152人がブタ連鎖球菌に感染、うち31人が死亡、27人が重体と発表した。また、香港でも同様の連鎖球菌に感染した疑いの患者が確認されたという。
ほとんどの患者は、成人男性の農民であるため、発病または死亡したブタとの接触が主な感染理由と見られている。感染者の症状は、高熱、倦怠感、悪心、嘔吐などで、重症例ではさらに髄膜炎、皮下出血、昏睡などの症状が現れる。潜伏期間は短いため、発症すると疾患は急速に進行する。現時点ではヒトからヒトへの感染はまだ確認されていないもよう。
衛生部(日本の厚生省にあたる)の部長・高強氏は29日、「感染の拡大は大まかに制御できた」と発言したが、WHOのスポークスマンのディズ氏は、「現時点で感染の拡大を防げたと断言するのはまだ早い。新しい感染者がまだ現れている、しかも死亡者が増え続けている」との見解を示した。
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