中国人権派弁護士逮捕事件:華人団体ら、中国大使館前で抗議活動

【大紀元日本8月23日】中国人権派弁護士・高智晟氏が逮捕されたことを受け、日本の高智晟救援委員会や中国共産党離脱センター東京支部などの華人団体は21日午前、港区麻布の中国大使館の前で抗議活動を遂行、中国共産党(中共)政権に対し、高智晟氏の釈放を強く求めた。また、参加者らは、日本政府にも呼びかけを行い、中国当局の不当逮捕を非難すると共に、高智晟氏やその他の中国人権活動家らの救出を支援するよう求めた。

中国の良心と言われる高智晟・弁護士は、中共の圧力や、脅迫に屈せずに、これまで社会的弱者層の権益を守るために奮闘し続けており、さらに2004年12月31日から3度にわたり中国共産党(中共)政権指導部に公開状を提出し、法輪功への集団迫害の違法性を指摘、迫害の中止を訴え続けてきた。また、本年3月に明らかになった、法輪功学習者を対象とした「臓器狩り」については、自らの調査経験から真実であることを確信し、この告発を調査する独立調査団への参加を宣言している。米国や欧州連合などの諸国の外交筋が同氏を中国の民主抗争の代表者と注目したため、中共政権は同弁護士への表立った弾圧をやめ、昨年11月から大勢の私服警官が、高弁護士の自宅周辺で同氏を24時間監視し、尾行や脅迫などを続け、二度にわたり高速道路で自動車事故を装った暗殺未遂事件もあった。

現在、中国臓器狩りについて、豪州などの政府や、政界要人などが独立調査を求める動きが見られ始めており、 今月始めに共産党からの離脱の情報を国内で紹介した中国東方航空の機長が米国で避難申請したことで、中国大陸で起きている共産党脱党ブームが国際社会に暴露されることになった。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。