中国山津波の土砂流出、170万弱平方キロメートル

【大紀元日本8月25日】中国水利部によると、中国山津波防災区域内における土砂流失面積は、168万8000平方キロメートルに達し、全国土砂流失面積の46.5%を占めているという。

大陸メディアによると、水利部の長江水利委員会総工程師弁公室主任・呉道喜主任はこのほど貴陽で開催された「中国貴州水問題高層論壇」の席上で、中国の山津波防災区域が、東、中、西部の三大区域にまたがり、面積にして463万平方キロメートル、全国土面積の48%に相当すると発表した。

呉主任の指摘によると、中国は世界でも最も山津波の被害が深刻な国家の一つ。この原因は、中国が東アジアの季節風を受ける地域であり、複雑な地形地質条件、独特な地形、多様な気候要素、人口と水土資源不均衡の矛盾が突出して、山津波の被害を頻繁に起こしているのだという。

中国山津波防災区域の自然特性は複雑多様で、人々の経済社会活動も一定でなく、そのため多種類の山津波が発生、その最たるものが、暴雨型の山津波で最も頻繁に起こり、危害もまた深刻だ。長江流域は、中国山津波の災害が最も深刻な地域で、流域内の各省市、とりわけ上中流域の地区は、毎年のように山津波が発生し、数百億元の経済損失を出している。

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