東京:全国から約500人が参加、日本法輪大法修煉体験交流会開かれる

【大紀元日本8月28日】法輪功の「日本法輪大法修練煉体験交流会」(主催・NPO法人「日本法輪大法学会」)が27日、豊島公会堂(東京都豊島区)で開かれ、日本全国から愛好者500人ほどが集まり、気功修煉を通して得た体験や、中国共産党(中共)政権から迫害をうけている真相を伝える活動体験などを発表した。

日本で開かれた体験交流会としては、1999年の東南アジアや豪州を含めた太平洋地区国際交流会、台湾や韓国などのアジア地域も含めた2004年の体験交流会に次いで、今回は3回目。遠くは台湾や韓国からも参加者を得て、日本人修煉者9人を含む23人が、法輪功によってさまざまな病苦を克服し、中国で行われている理不尽な迫害の真相を伝える活動の中で得た修煉体験を発表した。

最年少の発表者、小学5年生の澤岡正光君(10)は、2004年に弟・善光君(7)と母親・楊子さん(38)と三人で米国ニューヨーク・マンハッタンに行き、中国で行われている法輪功迫害を如実に表現した「拷問実演展」を二週間にわたり手伝い、道行く人に迫害真相を伝えたことや、中国の蘇州や北京に住むいとこやその友人に法輪功の素晴らしさを伝えた体験を述べ、修煉によって苦手だった勉強も克服したことで学校の成績も上がり、絵のコンテストにも入賞した喜びを語った。楊子さんによると、正光君は毎朝午前6時には『転法輪』(法輪功の修煉について詳しく書かれた書物)を読み、毎日の煉功(五種類の動作)も欠かさないという。今回の発表も正光君自ら積極的に取り組んだ。

元気いっぱいに修煉体験を発表する最年少の発表者・正光君(大紀元)

東京の塩田育子さんは、原因不明の病で入院したが、治療法が見つからず、気功治療を試みたところ、一時的に改善したが再発、悩んでいたところに書店で『転法輪』を見つけ、「やっと自分が捜し求めていたものに出会った」と感じた。煉功をおぼえると病は治まった。しかし、一方で、心性が試される試練が職場で起こり、辛い日々を送ったが「耐え難きも耐え得る、行い難きも行い得る」という『転法輪』の一節を胸に刻み出勤し続け、見事心性の試練を乗り越えたという。

三十代の女性修煉者は、交流会に参加して修煉の原点を見直すことができたと感動の喜びを語った。毎日、秋葉原の街頭に立ち、真相を伝える資料を主に中国人観光客に配布している体験を述べた女性発表者の、その実直で純粋な修煉の姿勢に心打たれたという。

日本法輪大法学会の鶴薗雅章会長によると、交流会は定期的に行われているわけではないが、最近は日本人で修煉する人が増え、法輪功にも関心が高まっていることから、「予定はまだしていませんが、来年も開かれるかもしれません」という。

1999年に始まった中国における法輪功の迫害はまだ続いている。特に、今年3月に法輪功学習者を対象とした臓器狩りが告発されると、法輪功の愛好者らは、さまざまな活動を通して、社会にむけて情報発信し、世界中の政府機関やメディアから注目を集めている。

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