カナダ外相、人権と民主問題で中共当局を批判

【大紀元日本10月4日】カナダ外相ピーター・マッケイは先週、中国の人権状況と民主問題について、厳しい批判の発言を送った。これはカナダ保守党が今年1月執政以来北京当局に対して最も厳しい批判であるという。

ロイターによると、マッケイ外相は9月27日、国会外務委員会に対して、「彼ら(中国)の司法制度について心配しており、彼ら(中国)の民主体制、もしそれは民主体制と呼べるものならば、それについても懸念を抱いている」と発言した。マッケイ外相はまた、カナダが中国の民主状況に対してどのような援助をしていくのかの質問に、検討中だが中国の民主制度の確立に貢献できるとの見方を示した。

今年1月に政権を握ったカナダ保守党が、自由党の1993年以来中国に対する経済中心の外交政策と打って変わり、北京当局との会談を拒否、中国への訪問をキャンセルしていた。 北京当局と距離を置き、中国の人権問題を注視する構えだ。

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