北朝鮮核実験によるアジア情勢の変化=台湾紙
【大紀元日本10月19日】台湾紙・自由時報はこのほど、北朝鮮核実験でアジア各国の外交関係および各国の軍事団結の強化が促されていると報じた。中国と韓国が北朝鮮に対する強硬政策はより頑強になり、日本の安保理における立場や米国のアジア環太平洋地区における軍事配置も一層強固にさせた。また、今回の核実験は平壌当局が攻撃能力のある核兵器を所有していることが示され、第2次世界大戦後の冷戦構造と仮想敵国状況を歩み出していないアジア各国に対して、大きな影響を与えたと分析した。
*日・中・韓・台の軍備競争
自由時報によると、北朝鮮の核実験は、アジア各国における大規模な軍備競争を促すと懸念されたという。例えば、非核化の日本が国防支出を増加させ、強いては核を発展させる行動を取る可能性を示唆し、それによって、韓国および台湾も同様な足並みになると懸念される。核拡散事務を主管する前米国務次官で、ロンドン国際戦略研究所シニア研究員のフィツパトリック氏によると、今回の核実験でアジア情勢が変化することは避けられないとの意見を示した。
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