カナダ・アジア太平洋安全研究会議:アジア太平洋地域の安全保障、中国民主化が根本

【大紀元日本12月8日】カナダ・アジア太平洋安全研究会は2日、年度会議を開き、カナダとアジア太平洋地域の貿易と外交関係について意見を交わした。会議に参加する中国の人権問題に関心を持つ関係者らは、中国での民主化はアジア太平洋地域の安全の最も根本的な保障であると分析した。ラジオ自由アジア(RFA)が報じた。

今回の会議は第十四回。中国に関連する議題として「カナダと中国両国の経済関係」「中国の突起によるカナダへの影響」「中国の人権状況とアジアの安全」の3点が挙げられた。アムネスティ・インターナショナルのカナダ支部、「民主中国陣営」のカナダ支部、カナダ法輪大法学会、カナダ・ウィグル人協会などの団体と機構の代表らが「中国の人権状況とアジアの安全」フォーラムで講演した。

アムネスティ・インターナショナルの中国問題の専門家ケリーグ氏は、アムネスティは近年、中国での人権状況の悪化を注視していると説明、「我々はある分野において、様々な研究を行ってきた。生きている人の臓器を強制摘出することや、エイズ患者を支援する活動家への弾圧、宗教信仰者への迫害などの問題が含まれている」と明らかにし、去年一年間で中国国内で計8万件以上の暴力抗争事件が起きたことを挙げ、中国での共産党による独裁統治は、社会の安定をもたらす最も根本的な要因であると指摘した。

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