未来への伝言『家なき幼稚園』(2)

【大紀元日本12月30日】大正から昭和初期にかけて、特に1920年代(大正9年―昭和4年)は、日本の「子ども」が発見された時代でした。

大正7年、宝塚音楽歌劇学校が誕生します。「家なき幼稚園」を創立した橋詰良一氏は、宝塚少女歌劇団で脚本を書くなどして、その発展に尽力した人でもありました。少女ミュージカルへの情熱と「家なき幼稚園」開園の着想は、どこかでしっかりと繋がっています。

同じく大正7年に、童話と童謡の雑誌『赤い鳥』(夏目漱石門下生・鈴木三重吉)が創刊されます。赤い鳥に集まった作家たち(芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、小川未明、小山内薫、菊池寛、北原白秋、西条八十、佐藤春夫、高浜虚子、三木露風ら)が、日本の子どもを発見していく童謡や童話を、次々に全国にヒットさせていきます。この一世を風靡した赤い鳥運動は、翌年に雑誌『金の船』(後に『金の星』と改題)、翌々年には『童話』、そして大正11年の絵雑誌『コドモノクニ』の創刊を促す起爆剤となります。

▶ 続きを読む
関連記事
100万年未満の若い系外惑星「Elias 2-24 b」を確認。惑星形成の初期段階を観測する貴重な手がかりです
耳垢は汚れではなく、耳を守る大切な仕組みです。掃除しすぎの注意点と、受診すべき耳のサインを解説します
空に浮かぶ雲の移ろいや詩歌・禅の教えを通じて、天地の大きな秩序と生命のあり方を説く一文。俗世の執着や悩みを離れ、ふと空を見上げて自らの歩みを見つめ直したくなる思索的なエッセイ
思春期のぎこちなさは、失敗ではなく成長の一部。恥ずかしさや試行錯誤が、社会性と自分らしさを育てます
うつむき姿勢や長時間の座り仕事で悪化する頭痛は、首が原因の頸性頭痛かもしれません。見分け方と対処法を紹介します