インドネシア:鳥インフルエンザ感染、66人目の死亡症例

【大紀元日本3月21日】インドネシア衛生省は20日、同国の女性(21)が鳥インフルエンザに感染し、3月19日に死亡したことを明らかにした。これまでの鳥インフルエンザに感染死亡者に加えて、66人目の死亡症例となった。

報道によると、女性は1週間前に入院し、数日前までに病状は好転したが、19日に一転し死亡した。インドネシアで発生した鳥インフルエンザ感染は累計して86症例で、その内の66人は死亡したという。

インドネシアの人口は世界で4位を占める2億2千万人であり、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐために、当局は首都ジャカルタおよび周辺各州の住民に対して、自宅の庭で鶏や鴨の飼育を禁止した。

一方、世界において、鳥インフルエンザ感染死亡症例がもっとも多い国はインドネシアである。しかし、今年初め、インドネシア当局は、世界保健機関(WHO)へ鳥インフルエンザウイルスのサンプル提供を拒否した。当局は、外国製薬メーカーはワクチンの研究開発に、インドネシアが提供する無料感染ウイルス・サンプルを利用し、特許を取得していることは、インドネシアにとって何の利益にもならず、不公平であると主張したからだ。

これに対して、WHOはより多くの人のために、インドネシアが感染ウイルスサンプルの提供について交渉を行い、2月中旬、インドネシア当局は条件付でサンプルの共用に同意した。

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